縫製職人に成りたい人に僕が伝えたいこと。

こんにちは、昨夜は「24」を見てしまい3時間しか寝ていないミズイデ@fashionizumiです。
しかし毎日晴れて気持ちがいいです。さあ今日も書きます。

縫製職人になりたい人の為に僕が教えられること。

縫製の仕事は大変ですよ、ゼッタイにやめておいた方がいいキツイ仕事だから。
その前に縫製職人になりたい人がいるかどうかですが、そしてもしいたとしてもファッションいずみで働きたい人がいないかも知れない。もし、万が一ファッションいずみで働いてみたい人がいたとして言っておきます。
先ず技術的なことは何も教えません、ボクは何一つ教えられません。縫製技術を覚えたい人は自分で覚えてください。縫うのは貴方です。先輩の仕事を見て覚えてください。仕事したら確認してもらいましょう。
そしてダメ出しを言ってもらいましょう。ダメだしもらったら感謝の言葉を忘れずに言ってください。
「ありがとうございます」と。素直に感謝できる心を持っていれば早く仕事を覚えられるとボクは思います。
仕事を教えてくれるのが当然でしょとか、給料が安くて賞与も無いのかよとか、労働時間が長過ぎじゃね!?とか不平不満を言うのだったらコンビニバイトとかしていた方がいいです。働いた分だけきっちりもらえるし、暇な時は休みをもらえるしね。

働くこととは。

モノ売る職業とかただ単純なレジ打ち、誰にでもできそうな仕事がいい人は縫製の仕事は向いていないので止めた方がいい。ものづくりが好きで、自分が縫った服で着てくれた人をよろこばせてあげたい人にはいいかも。
好きこそものの上手なれです、洋服を作ることが好きならそれに熱中してください。それくらいじゃないと続きませんから。ひたすらアイロンして、ずっとミシン踏んでても飽きない人ね。
ミシンのテーブルでご飯食べて、ミシンのテーブルで寝て、ミシンに頬ずりして、ミシンをこまめに掃除して大切に使う人それが一流の縫製職人です。(笑)

日本の縫製技術を継承して行きたい

縫製技術ってそんなに崇高なものじゃない選ばれし者だけしか到達できない程じゃないです。とボクは思ってる。ただ基本に忠実な作業をしていればきれいな洋服が出来上がるはずなんです。
合印を合わせて縫代通りに縫い合わせていけばいいのに、工賃が安いから早く縫わないとダメでしょって言われて雑に縫うととんでもない服が出来上がってしまうよね。そして、依頼する人で自分で縫わないのにこんなの簡単でしょって言う人います。それ縫製工賃ケチる人の特徴です自分の会社のことしか考えていない人。
貴方が言うなよ的な、貴方が縫えば、貴方が売れない服を作らせているんじゃないの?!いくら縫製職人と言えど、早くきれいに縫うにも程ってもんがありますから。
あ、話がずれてしまいましたね。
もとい、縫製職人になるには10年も修業しなくちゃなれないなんてことはありません。うちの縫製スタッフは1年生・2年生でも皆、立派な縫製職人です。ウソだと思ったら是非見に来て下さい。
何だったらインターンシップで体験入社はやってません。希望があれば考慮いたします。

今の若い人

若い世代に僕らが先輩たちから教えてもらった技術を引き継いで行ってもらいたい、そう思っています。
マジで。しかし昔の縫製工場は今より労働時間が長く過酷で社会保険はおろか労災保険まで加入していない会社が多かった。そんなんじゃ嫌でしょ、働きたくないでしょモチベーション上がりませんよね。
縫製工場だけじゃなく日本の企業で社会保険未加入の会社が問題になっています。それでは企業としての社会的責任を果たせていないってことになるので、当社はやっとですが1年生から社会保険に加入しています。
そんな思いで若い人を雇用して育成してきたら、やっと芽が出てきました。すごく真面目にに働いてくれているので今年の暮れには餅代くらいは出してあげたいと思ってます。

縫製職人魂。

洋服が売れない時代だと言われてますが、売れている洋服もあります。その洋服に価値を付けるも落とすも最終的には縫製職人がカギを握っていると言っても過言ではないと思う。そんなレベルの高い洋服を作りたい人お持ちしています。
今日は以上です。では、また。

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