縫製工場だからと言って縫製を請け負うだけが能じゃない

ミシン踏むのが早いからよくわからなーい、ゆっくりやってー

おはようございます、ミズイデ(@fashionizumi

やっぱり休みは必要ですね、月曜日は元気です。

さあ、ブログから始めよう!

 縫製工場だからと言って縫製を請け負うだけが能じゃない

先日の土曜日にまた一人仲間が廃業して使えるものがあったら持って行ってと言われて、糸とアイロンをもらってきました。

その人の表情は意外とすっきりとしてたので逆に縫製を辞めて良かったのだろうとボクは思った。

そこではうちよりも早く3年くらい前にJUKIのオイルレス本縫いミシンを導入して、その頃はまだ設備投資するくらい余裕があったし希望も持って仕事をしていたのに残念な気持ちもボクは持っていた。

制度融資を使って車も新車を買ったりしていたのに・・・

少しだけその辺のことを聞いてみたら、やっぱり加工賃が掛かる手間に対してもらえていないような感じだった。

行った時には既にミシンや裁断台、アイロン設備は処分してあり、そこに縫製設備が所狭しとあった場所が何もなくなっていてそんなもんかと寂しさも覚えた。

そんな光景は幾度となく見てきた、なぜなら廃業する仲間からその都度使えそうな道具を譲り受けに行ってきたから。

当然ミシン屋さんが値をつけて引き取ってもらえるもの以外で捨ててしまうようなものばかりだけど、僕らにしてみたらまだまだ使えてもらえるのはとても有り難いことなんです。

そう、うちにある延反機も廃業した縫製工場から譲り受けたものです。

ただ、裁断台とセットであまりに重いので移設作業に費用が掛かりましたが新品を買うほどじゃなく中古でも全然助かってます、2004年10月23日に来てから、丸12年経った今でも大活躍していますよ。

 縫製加工賃の高い製品を縫っていたのにもかかわらず

比較的に高い縫製加工賃をもらえる縫製難易度の高い技術を必要とする製品を縫っていた工場が何社も廃業しているのを見てきた。

それを見て感じたことは、どんなに高い技術を持っていても下請けでは何時まで経っても問題は解決しないんだろうなってこと。

10月1日より最低賃金がまた毎年上がっていますが、それに反比例するかのように縫製工賃が下がっているって話も聞きます。

バブルの頃のように高い洋服が売れなくなって久しい時代になり、アパレルメーカーは売値は上げられず利益を出そうと原価を下げる為に一番簡単な方法で縫製加工賃を下げる。

すると、相場が下がる=国内では無理なんじゃね!?って機運になり、じゃ食えないんだから辞めようは正解ですよね。

 下請けからの脱却

だから、縫製工場の生き残り策として下請けから脱却しようと各社様々な取り組みをしていたのも見てきました。

その間のボクは、静観していました。何とか食いつないでこれたから。

一番多かったのは、やっぱり自分ちで洋服を作っているのだから洋服を作って自分で売ってしまおう!という自社ブランド。

成功している事例を2.3知っていますが、失敗した例は枚挙に暇がないくらいあります。

助成金事業とかありました、そんなのは皆さんも良く知っていると思います。

だから、ボクは一番手っ取り早く出来る「洋服のお直し」を始めてみた。

道具が揃っていて初期投資金が必要なかったので、先ずやったことは知ってもらうためにチラシを自分で刷って自分の足で撒いて歩きました。

最初は、ズボンの裾上げなど一般的なお直しが大方でしたがお客さんが来てミシンや縫製設備があって普通のお直し屋さんじゃないんだね!?って気付いてくれるようになり、いろいろな洋服に関する相談を受けるようになり今があります。

洋服のお直しを始めて6年目、徐々に口コミでお客様が増えてきたんです。

本当に人の口コミの力ってスゴイ威力があるって体感してます。

 藤村先生を知ってから

そんなことを感じながらある日、繊維産業ブログを読んでいたら藤村先生を知ってエクスマに興味を持ったんです。

それから、ブログを真面目に書くように勤めたしSNSを活用するための勉強もしています。

それは、チラシを撒くよりSNSで発信したほうがより効果があることを疑わなかったから。

なぜなら、ボクにはそれ以外に手立てがなかったんです。

 売上げが伸びてきたら

知ってくれる人が増えてきたらお客さんが増えてきたから売上げも伸びてきてます。

他にも個人の方からのボタンホールの依頼が増えてます。

それらは、自分で料金を決められるから赤字にはなりません。

 

サイコーです。

そしたら、下請け100%時代より夢や希望が持てるようになります。

今の設備を使って他にできることはないのか?って考える余裕も出来て考えてます。

ひとつは、高級婦人服縫製で培った経験。

今まで言わなかったけど、ファッションいずみはシルクのブラウスを得意として縫ってました。

シルクシフォンや楊柳、シルクサテンも縫いました。天女の羽衣も縫ったことあります。

薄いシルク素材も縫えるので、その手のお直しも出来るってことを知ってもらおうと思っています。

もうひとつは、洋裁教室に通っている方がボタンホールを開けて欲しいと来てくれます。

んっ!?洋裁教室もやってみたら面白いんじゃね!?とか考えるようになったんです。

せっかく大枚を叩いて買ったミシンも廃業してミシン屋さんに引き取ってもらえても二束三文にしかならない話を五万と聞いて来たのでアホらしい。

それだったら、それを下請け以外で活用できることを考えるほうが楽しいと思えるようになった。

 ファッションって当たるも外れるも分からない

今は好調でも売れなくなったら直ぐに傾いてしまうファッション業界。

縫製工場は何枚のオーダーが来るのか分からず、季節ものの商売だから閑散期と繁忙期の差が激しくってなかなか安定した経営が出来ない。

だから、依存せず独自の道を行くしかありません。

でも、縫製の仕事でみんなに喜んでもらうことが大事だってことは忘れていません。

そして、みんなに喜んでもらえるように仕事するには僕らが楽しく出来ないとね。

 辞める前に相談して欲しかった

仲間が、廃業するたびに残念な気持ちになる。

力になれないけど相談くらいはして欲しかったって、

そしたらエクスマを勉強するといいかもって教えてあげられたのにー。

そんなわけで、ブログに書いてみた。

あきらめなければ、道は拓けるって。

さ、ボタンホール開けなくっちゃ。

では、また。

 

誰も知ることない明日へ~♪

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水出 俊哉
1964(昭和39)年7月生まれなので夏と卓球が大好きです。
1991年2月、26歳の時に有限会社ファッションいずみを創業。高級婦人服(プレタポルテ)を作り続けて早28年目を迎えました。
主にインディーズデザイナーブランドを手掛けています。
数多くのドメスティックブランドのショーサンプル・展示会サンプルから本生産までお手伝いさせていただいています。
縫製職人が手掛ける洋服のリフォームも好評です。
あと、個人様の縫った洋服1着からでもボタンホールを承っておりますお気軽にお問合せください。

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