縫製職人はミシンより先にアイロン作業をマスターしています

アイロン掛け

昨日の日曜日はすごくハードな一日でした。朝5時起床して、直ぐにスタッドレスタイヤからラジアルタイヤに履き替え作業(やっと替えました)そんなことをしていたら、知り合いが犬の散歩で通りがかって「パンクですか?」って聞かれて「いえ、冬タイヤを夏タイヤに履き替えてるんですよ」って言ったら
「今頃ぉーーー(笑)」そして、タイヤ交換完了したらAM7:00過ぎてしまい朝飯も食わずに一路鴻巣運転免許センターへ急ぎました。そうです、運転免許証の更新してきました。(違反者講習)
国道17号が空いていたので50分ほどで到着して一番早い時間で受けることができ何とか午前中で完了そして、午後は卓球の練習へダッシュで川口市北スポーツセンターを目指しました11時30分鴻巣発12時30分到着(早かった)ボクの頭では、17号を戻ってそこからいつもの道だとどうやっても1時間30分は掛かってしまうなぁナビに聞いたら、途中で16号から岩槻経由122号で行きなさいとスゴイ!ナビって便利ですね。
気が付けば、立秋も過ぎたので「残暑お見舞い申し上げます。」
さて、今日はアイロンワークについて書こうと思います

目次

  • アイロンワークの重要性
  • アイロンの性能の違いは
  • アイロンとバキュームアイロン台
  • まとめ

  アイロンワークの重要性

縫製工場のアイロンワーク(アイロン工程)は中間アイロンと仕上げアイロンに分かれます。中間アイロンは縫製スタッフが縫ってアイロンしてまた縫ってアイロンの繰り返しです。なぜ中間アイロンが重要なのか、縫ったら割ったり片倒ししたりして縫い代の処理をしないと次の工程が縫えないからです。要はアイロンで作りこんでいくのです当然癖取りもしながらです。
入社したら先ずアイロン作業を覚えてもらいました。これが出来ないと仕事にならない。それくらい重要ですミシンを覚える前にアイロンを覚えなさいって教わってきました。

アイロンの性能の違いは

ボイラーの違いです。性能のいいボイラーで作られた蒸気はアイロンすると良く効くんです良く掛かるんです、しょぼい蒸気だといくらやってもアイロンが掛からなくって仕事になりやしない上質の蒸気で生地を柔らかくさせてアイロンの熱でピシッとさせてバキューム台で熱と蒸気を一気に引いて掛けるミシンの音が、バキューム台の音が鳴り響いてこそThis is 縫製工場!!

  アイロンとバキューム台

上質の蒸気が出るアイロンとバキューム台はセットです。アイロンバキューム台も性能がいいモノを使っています。性能がいいモノとは、モーターの馬力が強いと吸いが良いので200Wのは弱すぎて使い物にならないので400Wを使っています多分買う時には200wの方が安いのですが、ゼッタイに400wをお勧めします。
また、アイロン作業で注意しなければいけないのは「アイロンのあたり」です。アタリとは、表側に縫代の線がくっきりと見えてしまうほどきつく掛けては商品にならなくなってしまいます。アタリを出さない様に注意しながらアイロンを掛けなければなりません。その方法は、アイロン掛けながらバキュームを引かないことアイロン掛けてその後バキュームを引きます、そうするとアタリが出にくくなります。
それでも出てしまう難素材の場合はとっておきの「アタリ防止マット」の登場です。そのマットはネットでも購入できるようですので検索してみてください。

まとめ

アイロンは1台じゃ足りません人数分あるのが理想です。でも、スペースとかの関係で4人班だと、3人がミシンで1人アイロンといった構成が多いようです。
うちは4台しかアイロンが無いので小さなボイラーで足りますが何十台もアイロンを使うのには大きなボイラーが必要になります蒸気をいっぱい作れるボイラーでないと必要な量が作れないからです。
ボイラーで作った蒸気を配管して工場のレイアウトを考えてどこからでもアイロンとつなげられる様にしてあると便利です。最後に出来上がった製品を出荷する前に仕上げアイロン(仕上げプレス)します。それは、結局中間アイロンと同じことをやる感じです。
なので中間アイロンがきちんとできていると、仕上げアイロンはさらさらっとできて効率がいいわけで出来るだけシワにならない様に縫い上がったら直ぐにハンガーに掛けて管理しています。
今日は以上です。

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