ミシンの針が折れた時の管理はどうしているのか

おはようございます、朝は6時前に目が覚めるミズイデ(@fashionizumi)です。

でも、なかなか起きられません。

昨夜は月がきれいでした。No.481

ミシン針の話

ご存知かもしれませんが、縫製工場は針を使います。

洋服は布を針と糸を使って縫うからです。針と糸は必需品です、マストです。

ミシンは早く縫えて便利ですけど、たまに何かの拍子で針が折れることがあります。

縫代が重なって厚くなったところとか針が通らなくて折れやすいです。

あとは経年劣化や金属疲労で折れることもあります。

でね、折れた時はちょっと大変なことになります。

何が大変か、折れた針の先を探すのが大変なんです。

それは、折れ針が洋服の中に混入したまま納品してしまうとそれを着たお客様が怪我などされた場合のことを想像するとヤバいからです。

だから、折れた時は飛散した折れ針を探して一本に戻してからセロテープに貼って管理してます。

針先がミシンの釜とかにあれば一安心、直ぐに見つかるからね。

でも、どこかへ飛んでしまった時は探します、探しまくります。

大掃除になります。

そんだけ針管理にはナーバスになります。

縫い針の管理

ミシン針の他に、まとめ作業釦付けなどにも縫い針を使います。

その時に、待ち針も使います。

それらは、滅多に折れないけど取り忘れることがあるのでそれも管理してます。

人間は忘れやすい動物だから。(苦笑)

縫製工場で使う待ち針は、頭の部分にマグネットが付いたものを使用しています。

何故なら、それを使うと検針器に掛けた時に直ぐに発見できるからです。

縫製工場のマストアイテムのひとつ、検針器

うちの検針器はポータブルタイプ。

この他に、もっとデカいものとハンディタイプのものがあります。

大きな縫製工場は設置型でベルトコンベアータイプのものを使っているようです。

縫った製品を検針器で検査してから出荷します。そこまでが縫製工場の仕事。

その後、納品センターでも検針器で検査しているようです。

それくらい針の管理は徹底的にやります。

それだけ管理していても

ファッションいずみは創業26年の歴史の中で、今まで2回も製品に針混入して納品してしまったことがあります。

一回目はソワールさんの製品を縫っている時、川崎の納品センターに呼び出されました。

二回目は、松ノ木縫製産地の協力工場として縫った製品から針が・・・(汗)

針はヤバいです。

気をつけています。

今日は以上です。

沁みますね♪

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