縫製工場として生き残る為にしてきたこと。(後編)

こんばんは、昨日は約30年ぶりに映画館で映画ボヘミアン・ラプソディを観てきてまた見に行きたくなってるミズイデ(@fashionizumi)です。

確かバック・トゥ・ザ・フューチャーを観て以来です。最近では映画はもっぱらアマゾンプライムビデオで観てました。No.687

 

 縫製工場として生き残る為にしてきたこと。(後編)

縫製工場とよべるかどうか分からないくらい小さなアトリエ規模のファッションいずみです。

縫製工場に就職した時は3畳一間でした。マジで窓の下には神田川が流れてたとか。

約8年の修行を経て26歳で独立してファッションいずみを創業しました。

その時はただ会社を大きくしたいと思ってたような気がします。若かったからね。

アパートの1室から始めて中古の一戸建てに移り、子供が生まれて手狭になり近くを探したら今の場所が運よく空いてて借りました。

最初10坪1部屋に裁断台からミシンから全部詰め込んで夫婦2人とパートさん1名でしたが1人ずつ増えてまた手狭になり、隣の部屋が空いたのでそこを裁断場にしてミシンを増やして人も増やして順調に見えたけど2008年は奈落の底に叩き落されました。苦笑。

 大手アパレルメーカーさんとは仕事をしたくないと思った件

当たり前のことなんですけど、洋服は人件費の安いところで作るのがいい。別に作るのはどこでもいいんですよね。

急に仕事が無くなったことがあり思いっきり手のひら返されてびっくりしたもん。

そんなことは一度や二度じゃないからもうトラウマです。

昨日観た映画ボヘミアン・ラプソディでもフレディが身近な人に裏切られるんだよね。それでも自分の生き方を貫くところとか自らの過ちを悔いて謝る姿とかに共感しました。ボクもそんな生き方がしたいと思った。

裏切った挙句にその人がテレビで暴露されても動じない強さはボクにはありませんが、裏切る人間にはなりたくないな。

そんな経験をしたから人として尊敬できる人と一緒に仕事ができたら最高だって思うんです。

具体的に言うと僕らのことを心配してくれる人と仕事がしたいと思った。

僕らはいつも下請けで縁の下の存在だった、日の目を見る事がなくても感謝してもらえたら満足っす。

ただ、同じように洋服を縫うだけだったら安く縫えるところに出したいよね、僕でもそうする。

結局は工賃が安くなくちゃっていつでも心の底で思ってました。

だから加工賃を見積もる時に遠慮してしまいました。

それを遠慮しないで1回見積り出したら二度と連絡来なくなったのでやっぱりかと思った。

でも、嫌々やるよりはいいからそれでよかったと思ってます。

何かを手放さなければ新しいものは手に入れられないってよく聞くでしょ、勇気いるけど小さい会社だからできたのかな。

最近でもこんなことがありました、出来立ての小さいデザイナーズブランドさんが数量が10枚前後で色とサイズがありまるでサンプルだったからうちでは無理って言ったのに高くてもいいからどうしても見積もりだしてくださいと言われてサンプル工賃で出したらまたそれっきりでした。苦笑。

だから伝えたいことはちゃんと正確な数字にして伝えないと伝わらないんだと学んだんです。それが収穫。

 僕らのことを心配してくれる人

僕らも人間だって思ってくれる人と仕事がしたいな、人間だからお腹が空きますし寝ないと死んでしまいます。

休養も必要です、機械じゃないから体の調子が悪くなることもあるし子供が具合悪くなることだってある。

それなのに納期はゼッタイって言う人は僕らのことを心配してくれてないよね。

それも言わないと伝わらない。

嫌なことは嫌だって言わないと伝わりません。

先ずはそこをクリアすることができてよかったと思っています。

そして、今年はずっと行きたかったエクスマ塾に入れてよかったと思っています。

本当に心が軽くなったというのが今の心境。

どちらが儲かるかではなくて、どちらが楽しいかで選ぶようになってから本当に仕事が楽しくなったんですよね。

今日はこんなことがありうれしかった。

最近というか前から洋服のお直しをちょくちょく持ってきてくれる近所のクリーニング屋さんに今日もこの週末出たお直しを5点ほど頼まれて更に美味しそうな柿と林檎をいただきました。

お世話になっているのはうちなのに恐縮です。

以前には見積り聞かれたけど近頃ではあまり聞かれなくなったな。

少しずつだけど信頼してもらえた感じがしてうれしかったな。

こうして関係性が深まっていくのかなと思いました。

そのクリーニング屋さんは毎朝お参りしている神社のとなりにあるんです、これも神様のご利益かな(笑)。

また明日もお参りに行きますね!

これからもあなたに仕事をお願いしたいと思ってもらえるように、僕自身を好きになってもらえるように発信し続けようと思います。

とにかく今は好きなことを発信してきてよかったとボクは思っています。

今日お伝えしたかったことは以上です。オヤスミナサイ。

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水出 俊哉
1964(昭和39)年7月生まれなので夏と卓球が大好きです。
1991年2月、26歳の時に有限会社ファッションいずみを創業。高級婦人服(プレタポルテ)を作り続けて早28年目を迎えました。
主にインディーズデザイナーブランドを手掛けています。
数多くのドメスティックブランドのショーサンプル・展示会サンプルから本生産までお手伝いさせていただいています。
縫製職人が手掛ける洋服のリフォームも好評です。
あと、個人様の縫った洋服1着からでもボタンホールを承っておりますお気軽にお問合せください。

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