洋服の製造原価ってどれくらいなのか知っていますか?ワードプレスバージョン
2018-02-17
こんばんは、日曜日の黄昏時はいつも東京FMの「あ、安部礼司」を聴いているミズイデ(@fashionizumi)です。
今日はめっちゃ風が強くて寒かったー。No.558
縫製工場ではダーツ止まりやポケットの位置、その他多くの印を生地に付けて正確に縫います。
しかも、より時間が掛からない方法を用いています。
昭和の頃は焼き目打ちという機械があって生地に細い熱ドリルで印を付けてたこともありました。
今は生地を傷めるので禁止になりました。(当たり前か)
次に、目打ちで穴を開ける。これは裏地などに使います。
表生地の場合は、一般的なのがシロモ(白い躾け糸)を使って糸印を付けています。
縫った後に抜けば跡形も残らずいい方法だと思います。
しかし、糸を1枚1枚チョキチョキ小鋏を使って切るのですが結構めんどくさいです。(裁断の仕事です)
ボクが修行していた工場では、この糸印を入れる習慣がなかったので知らなかったんですが松ノ木縫製さんに教えてもらいました。
最初は時間が掛かってましたが慣れてくるとそれが当たり前になって苦じゃなくなりました。
より、正確に縫うためには必要不可欠でこの方法が今のところベストだと思います。
白い生地に白もだと良く分からなかったりするのと、色の付いた糸を用いることもありかもしれませんが、
そんな時に使うのが消えペンと呼んでいる「チャコエース2」
レース生地とかにも良く使います。レースだと糸が抜けて印ができないからです。
色はピンクと紫の2色あり、ピンクは割りと早く時間が経つと消えてしまうので注意が必要です。
紫の方が1日2日くらいは消えないからほぼほぼ紫を使っています。
少し、濃く印をしてしまうと意外と長時間消えないことがあるので納品の時はチャコが残っていないか要チェックっすね。
消えたと思っても、アイロンの蒸気を掛けると浮き上がってくることもあるので。
残っていたらイレーサーと呼ばれる消しペンで消します。
浮き上がるといえば、フリクションボールペン。
これも熱を加えれば消えたように見える便利なペンです。
でも、これは特殊なインクで熱で消えて冷たく冷ますとまた浮き上がってくる可能性があるので万が一を避けるためにうちでは使っていません。
白い生地に印をつける時に便利なペン
チャコエース2
ピンクとパープルがある
ピンクは短時間で消えてしまう
パープルは長時間消えない
消したい時にはイレーサーで
縫製工場ではフリクションボールペンは使用禁止
アイロンの熱で消えたようになりますが冷やすと戻るから
#縫製工場の便利グッズ pic.twitter.com/wkN5gLVxbw— 水出俊哉 縫製職人見習社長 (@fashionizumi) 2018年2月6日
そう、先週こんなツイートしたら意外と反応がありました。
僕らが当たり前に使っているペンでも、知らない人にはいい情報となるんですね。
そして、ツイートは流れてしまいますがこうしてブログに書いておけば蓄積されて残ります。
そんなツイートからブログのネタにすることを忘れないことも大切だとボクは思います。
今日は以上です。
では、また明日。
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