見えなかったアイロンのアタリが見えたときのこと

こんにちは、せっかく五割復帰したと思ったらまさかの連敗で借金生活に逆戻り。

昨日のサヨナラ負けはちょっと悔しすぎます・・・

今夜のベイスターズ戦も頑張って応援します。ヤクルトスワローズ贔屓のミズイデ(@fashionizumi)です。No.654

見えなかったアイロンのアタリが見えたときのこと

なんだか体重が増えていく今日この頃、もうすぐ実りの秋ですね。

先日のエクスマ塾で藤村先生が、見えないものを感じる力が大切だと思うって言われてて、

毎朝お参りしていると何故か今日もがんばろうって思えるんです。

それも見えない力をもらっている気がする。

人の心も見えなくて日々動いていて心が落ち着かないとミスしたり悪い方へと向かい、心が安定していると上機嫌でいい1日が過ごせます。

それは自分自身で決めてることなんですね、だから今日も周りの人たちに感謝し心を落ち着かせて過ごしたいと思います。

さて今縫っている生地がちょっと難しい、特にアイロンかけるとすぐアタリが出るんです。

スタッフにこれも当たってるからって言うと分からなかった。汗

求める品質レベルが高いブランドの服なのでちょっとのアタリも許してもらえないんです。

そう言えば、16年くらい前僕もこのアタリが見えなかったな。

そもそもアイロンの当たりって何?

洋服を縫う時に必ずするのはミシンで縫った縫い代をアイロンします。

縫ったらアイロン、縫ったらアイロンの繰り返しで洋服を作り上げていきます。

縫い代を割ったり方倒しにしたりするのはアイロンでします。

その時に縫い代の線が表から見たときに見える、それが当たりです。

だからハズレが正解。ウソです。

当たりとは生地に凹凸ができる現象のことを言います。

縫い代の厚みがアイロンするときに強すぎると生地が凹んでしまい表側から見るとくっきりと縫い代の線が見えてしまうとアウト。

でも、当たりを出さないようにアイロンが弱くなってしまうとそれはそれでダメ!アイロンが掛かってないのと一緒だから。

アイロンが掛かりすぎてもダメ掛かって無くてもダメ、そのさじ加減が難しいですね。

洋服作りも感じることが大事

ボクが今から16年くらい前に松ノ木縫製さんに本物のプレタポルテ(高級既製服の意味です)の作り方を教えてもらった時のことを思い出します。

最初にシンプルな後ろベンツのタイトスカートを縫ってみてって、完全1着先上げを縫って持って行った時、当たり出しまくりのダーツの長さが左右で違ったりラジバンダリ。

要はこの製品では二度と仕事は頼まれることは無いレベルでした。

その時に指摘されたアイロンの当たり。

少しは気をつけていたけれど全くダメ、全然ダメって言われて意味が分かりませんでした。

ダーツの長さが違うのは赤面す。

そして、当たりが徐々に見え始めた時。

あーーーーー!ありました。当たりありましたーーーーー。

その時ほど知らないって恐ろしいと思いました。

要は技術も無いのに自惚れてました。猛省す。

やっぱり謙虚に仕事しないといけませんね。

アイロンのアタリを伝えながら今日も元気にガンバリマス。

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