縫ってなんぼ、売れてなんぼ
2017-02-28
目次
おはようございます、あれっ!?昨日はブログ書けなかったミズイデ(@fashionizumi)です。
今日は書きます。
一昨日でしたでしょうか、繊研新聞のこの記事を見た時「もう全然太刀打ちできないジャン」って思いました。
ユニクロ商品の8割占める取引先工場の情報開示←クリックすると記事が開きます。
一部引用します。
取引工場の情報開示はサプライチェーンの透明化の一貫だ。若い世代を中心にどこでどんな風に作られているかへの関心が高い消費者も増えており。ブランドを選ぶ基準となりつつあるため、開示に踏み切った。
生産現場だけでなく、店舗周辺の環境や地域社会への配慮、貢献も強化する。従業員の働きやすさ、労働環境の整備も進める考え
と書いてあり、正直な気持ちうらやましく思いました。
僕らは同じ洋服を縫っている工場だけど、今まで一度たりとも縫製工場を紹介してもらったことがないから
昔は品質表示に工場番号が印字されていたことはあっても、工場名は印字されることはありませんでした。
工場番号で印字する理由は不良品が発生した服を縫ったのはどこの工場か直ぐに分かるようにするためで、そこへ返品されました。
それなら工場名を印字してた方が分かりやすいと思うし、その方が縫製工場のモチベーションも上がると思うのですが…
そして、その記事に間髪をいれずにいいブログを書いてくれたのを紹介させていただきます。
ユニクロが工場リストを公開~先手を取られっぱなしの既存アパレル~←是非読んでほしいブログです。
また、抜粋して引用します。
国内でいうと例えばファクトリエなどの小規模・零細企業が、生産工場の開示を始めた。
これは「ランチェスターの法則」でいうところの一点突破による「小集団の勝ち方」である。ユニクロという「大集団」の採るべき正しい方針は、「圧倒的物量を生かしてそれに追随する」である。
だから教科書通りにユニクロは追随した。
しかもそのタイミングは、早いとは決して言えないが、遅いとも言えない絶妙のタイミングだといえる。
一方、「物作りガー」とか声高に叫んでいる百貨店向け・専門店向けアパレルや大手セレクトショップはいまだに生産工場、生産業者をほとんど開示していない。「小集団」が先行したのは事実だが、ユニクロという大集団は、既存アパレルよりは先行者になってしまった。
ユニクロと既存のアパレル企業、どちらがフェアに消費者には映るだろうか。
圧倒的にユニクロがフェアに映るのではないか。既存アパレル企業はイメージ戦略ですらユニクロの後塵を拝することになってしまったということである。
資本力でも価格競争でも、最近では品質でも勝てなくなった既存アパレル企業は、イメージですら勝てないという状況に追い込まれ、今後、ユニクロとの差はますます広がることになるだろう。
ファクトリエはいい事しているなーと思った矢先の出来事でした。
更に
国内の繊維の製造加工業者が自立化を望みながら、情報発信に及び腰な姿勢は、長年に渡る大手アパレル各社の「生産工場を秘匿する」という慣習が招いた側面がある。
製造加工業者のおっちゃんと話すと、「公表すると取引先の〇〇社から怒られる」という言葉が頻繁に飛び出す。かつて、大手アパレル・有名ブランドはこぞって生産先を隠した。
理由の一つとして、生産業者が公表されると、企画やデザインをパクられると考えたからだ。
しかし、普通に尋ね歩くと、「〇〇さんは××ブランドに納入している」とか「〇〇さんは××ブランド向けの生地を生産している」(〇〇は社名・工場名)という話は簡単に耳に飛び込んでくる。
多くの縫製工場も同じように下請けなのでメーカーさんの顔色を伺って発信することに消極的です。
二友会で話をしてもそんな感じの会話が聞こえてきました。
縫製工場の場合は、他のメーカーに取られたくないとかと言う理由かなと思われます。
ただ、100%面倒を見てもらえることでもないらしい(苦笑)
そして、こう結んであります。
長年に渡るそういうあまり意味のない慣習が、情報発信・情報開示することに消極的な製造加工業者を多数作りだしてしまった。
これが製造加工業者の自立化が成功しない一つの理由にもつながっている。
これまでにも増して追い込まれてしまった既存アパレル各社は、どのように対応するのだろうか。
奮起して活動を一変させることを期待したいが、正直、今の業界人では目に見えた対応はできないだろうと見ている。
既存アパレル各社は緩やかに座して死を待つのみということになるのではないか。
うちの取引先様はほとんどネットでつながりました。
ブログとかホームページとかを見て、ファッションいずみって言うさいたま市桜区にある小さい縫製工場を知ってくれて問合せをもらって、
当社まで足を運んでくれて現場を見てくれて働いている人たちも見てもらって安心してくれたから仕事を依頼されるようになったのだとボクは思っています。
発信したお陰で最近では、縫製工場でもボタンホールでも、洋服のお直しでもメローロックでも問い合わせが来るようになりました。
最近分かったことは、発信していてあまり反応が良くないです。
分かりやすく言うと「いいね」が少ないってこと。
でもいいね少ないながらにもいただいてます。ありがとうございます。(^^)
そんな感じです。
僕ら縫製工場は日の目を見ることはない裏方さん的職業だけど、今は違う。
【動画アリ】TBS系列局 IBC岩手放送!人気番組「じゃじゃじゃTV」にナインオクロックが登場ブログもいいね。
これ、よくないですか!?
知る人ぞ知るナインオクロックのTシャツを縫っている縫製工場がテレビに出ちゃってる。
もう、最高です。
是非、動画をご覧ください。そしてよかったらTシャツも買ってください。(ボクは買いました。)
これを見て、うらやましいとかじゃなくて自分でもデキルことあるじゃん!?
そんな勇気とヒントをもらいました。
先ずは自社の名前とウェブアドレスと電話番号を入れた品質表示を作ろうと思います。
今日は以上です。
春風♪
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