社長が現場の仕事をしない方がうまく行く

こんにちは、さいたま市桜区で小さな縫製工場の社長やってるミズイデ(@fashionizumi)です。

明後日からゴールデンウィーク突入ですね、うちはカレンダー通りに5月1日2日は出勤ですので3日から7日までの5連休、

どこ行こう、とりあえず温泉行きます。BBQもしたい、でまた温泉入ります。

はぁー温泉温泉温泉温泉温泉温泉がある家に住みたい。温泉最高です。

しかし、5月3日はさいたま市の春季リーグ戦の日の為4日からかなー。

さて、今月サボり気味だったので今日は書きます。

社長は仕事しない方がうまく行く

同業者である縫製工場見学は今まで34年間、この業界で生きてきたからかなりの数見てきました。

大きい工場から夫婦二人でやっているところまで、工場見学と言うより何かの用件で行きすかさず見渡す感じが多い。

大きい工場はほとんど社長は仕事してません、(実務ね)

10人以下の工場は社長も一緒になって作業しているところが多かったです。

あ、ボクが修行していた工場は20人くらいいましたが社長も作業してました。

多くの縫製工場は仕事を取ってきてそれを裁断するのが社長の担当、

ある時ボクが裁断担当になってから社長は何してたっけ?あ、自動ミシン(エッジコン)使ってたな、

社長は縫えなかったので自動ロックミシン(サージング)とかセットすればセンサーが付いてて入れるだけで勝手にきれいに縫ってくれる機械を使ってました。

でも、そんなの誰でもデキルのだからパートさんでも雇えばよかったのにと今は思います。

社長は東大和市に自宅があって西新宿まで車で通っていたので10時ごろ出勤、まさに社長出勤でした。

だったら、何もしない方がいいのになーと思ってたのを覚えています。

営業と生産

縫製工場は営業次第でどんどん大きく成れる時代でした。あ、今でも同じですね。

いい仕事、儲かる仕事を受注デキル営業力があればあとは場所と機械と人を揃えて作ればいいのです。

だから、少しでも生産性を上げるために社長自ら手伝ったり縫製職人だったり、究極は自分ひとりで何でもやってしまう一人親方。

ずっと今まで見て来て思ったことは、社長が作業者から抜け出せないところは今は残っていないところが多いのかな?

そんな気がしました。

社長が現場にいるのはサボっているやつがいないか監視しているような感じが無きにしも非ずかなとボクは感じてた。

もう、トイレさえ行く時間がもったいなく思って作業している人が多かったのに残念です。ボクはサボってましたけどね、

だから、尚更社長が現場にいなければいいのになーって思ってた。

縫製作業員はまるで機械のように

大きな工場の写真とか見るとそんな感じに映って見えていました。

実際に福島県にあった100名以上いた工場を見に行った時も、黙々と無駄なく休みなくミシンを踏んでる姿を見た時機械のようだと思いました。

ファスナー付ける人はファスナーだけしか付けてなかった。ファスナー付け職人、早かったー!

他の作業も単純作業が多かった印象が強い。

真っ直ぐなところは自動ミシンで縫って自動ロックミシン掛けて、袖を縫いつける人はそれだけみたいな感じね。

だから、何十人ものライン生産。

しかし、それだけ無駄を省いて生産性を上げても今は残ってません。

生産性も高くて縫製技術者もいたし返品率も低くアパレルメーカーの納会では毎年優良工場として表彰されていたのに。

どんだけ無駄を突き詰めても残れないんだなーと思ったものでした。

人間が縫っている洋服

そんな機械のように仕事しているのはボクは嫌だと思いました。

あ、でも全部の工程が手作りの洋服を作れるほど技術もありません。

ある程度機械の手を借りて、人間の手の加減とかが必要になる服作りが良いかなと思っています。

作業者も別にサボりたいなんて思っていないと思うようになりました、昔は違ってたけど。

今ではスタッフに任せて出来るだけ現場の作業はしなくなりました。

きょうは風邪で2名のスタッフが休んでしまったけど、こうしてゆっくりとブログ書いていることができるのでありがたいなあと思います。

しかし、予想外にボタンホールだの洋服のお直しの依頼が増えてしまってこれからボタンホールのヘルプにまわります。

商売繁盛万歳!(笑)

毎日が楽しいです♪

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