これからが縫製工場の自立化と独自化を推し進めるチャンスだと思う。
2018-05-30
目次
こんにちは、5月はいつになく忙しくって全然ブログを書けなかったミズイデ(@fashionizumi)です。
早くも6月突入しましたね、今月は落ち着いたので20日は書こうと思ってます。No.616
昨日、文化服装学院の2部に昼間働きながら服作りを覚えたいと今年の春から通い始めた学生さんがさいたま市桜区にある当社まで見学に来てくれました。
今日は文化服装学院2部で服作りを学び始めた男子の方が縫製工場を見学に来てくれて
裁断の方法から縫製してボタンホールミシンまで説明しました。
あ、ボタンホールミシンは体験してもらったらとても感動してくれたみたいです
これから生地を買いに行くと言うので日暮里の長戸商店をオススメしました。 pic.twitter.com/lCO6Us1Vth— 水出俊哉 縫製職人見習社長 (@fashionizumi) 2018年5月31日
見学に来てくれたのは、このツイートを見てツイッターでメッセージをもらって日時を決めました。
縫製工場を見たい人ウェルカムです https://t.co/WsSHUOqu0Z
洋服があまりにも安く売ってるから機械に生地を入れたら服が出てくると思ってる人いるよね
それで何かしなきゃと思って僕に出来るのは洋服を作っている現場を見てもらうことだと思った
洋服を作っている縫製工場を見たい人お待ちしています— 水出俊哉 縫製職人見習社長 (@fashionizumi) 2018年5月23日
ブログはこちらです。
https://fashion-izumi.jp/archives/3291
残念だったのは、もう1人見学希望者がいたのですが結局来ませんでした。
ボクの発信がまだまだだと思いました。
もっと、心から見学したいと気兼ねなく来てもらえるような空気を作らないといけないなと反省しております。
だから、昨日本当に見学に来てくれたときはマジでうれしかったー。
先ずは、裁断場から説明しました。
裁断は生地の延反から実演して重ねたあとは粗裁ちしてバンドナイフでという機械でパーツを正確に裁断します。
その時に重要なのがジノメ。あれ、これ言ったかな?
洋服のパターンには必ずジノメ線が入っています。
ボクのフェイスブックの投稿を引用します。
いきなりですが、生地には地の目があるのをご存知ですか?
糸偏の人は知っていることだと思っていますが、結構知らない人もいるのかな。
毎週土曜日はうちのスタッフを教える縫製塾の日なんですね。
あと、外部の人も受け入れて(有料)でやってます。
そこで教える時に、「必ず地の目(ジノメ)が大事だから、ジノメを見て」と言ってます。
ジノメとは、生地を織っているタテ糸(タテ地丼の目)とヨコ糸(ヨコ地の目)のこと。
アイロンするときにも縫うときにもジノメが大事ですよー。
きれいな洋服を作るには兎に角ジノメが重要。
服作り=ジノメです。
今日の生徒さん、最初はテンでダメだったけどジノメの話をしたら少し良くなってきた。
ボクが服作りが好きな人にお伝えしているのは、ジノメが狂ってると歪んでしまいますよってこと。
そして、次は伸び止テープ貼ったりアイロンしたりします。
それもジノメが大切ですね。
次は先行のパーツ縫いして組み立てて洋服が出来上がります。
その時も必ずジノメを確認します。
ジノメが狂っているところは歪んでキタナク見えます。
仕上げはボタン付けて、ボタンホール開けて仕上げアイロンで出荷。
せっかくだからボタンホールミシンを体験してもらったら感動してたみたいです。
誰でも体験できるのでお気軽にお問合せください。
ただ、会社の中が狭いから大勢だと無理なので1人とか2人くらいがちょうどいいです。
それは、洋服を作っている現場を見てもらえればあんなことやこんなことできますかー?って、問合せが増えるかも知れないからです。
今日は、Tシャツにビーズを手で縫いつけることってできますか?って頼まれました。
それから、どでかいスーツケースの中の縫い目が1箇所解れてしまって直せますか?も直しました。
昨日は、紳士服のジャケットの袖の本切羽(本開き)にボタンホールとボタン付けで、通常片袖4個ボタンホール開けますが4個とも同じ色が普通。
でも、その方は袖口の1個だけ違う色で開けて欲しいと頼まれてその通りに加工して今日出荷しました。
もう、ボクは頭が固いからそんな発想なかったし、そんなことで困っているなんて知りませんでした。
だから、もっともっとファッションいずみを知ってもらえばお役に立てることが増えるかもしれないじゃない。
洋服で困った時はとりあえずあそこへ行こうと思ってもらえるようにガンバリマス。
今日は以上です。
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