「言葉」を変えると「思考」が変わり、「思考」が変わると「行動」が変わり、「行動」が変わると当然「結果」が変わる。
2018-06-05
目次
こんばんは、ダイエット継続中のミズイデ(@fashionizumi)です。
今朝の体重66.1㎏で昨日より-1㎏でしたー。No.621
洋服には生地に張りを持たせる為に糊のついた生地、接着芯を貼ります。
見返し、カフス、衿、等々に貼ります。
その接着芯を貼る機械のことを「芯貼り機」と呼んでいます。
種類は平プレス式とローラー式があり、うちのはローラー式。
平プレス式は、焼きサンドを作るように生地の上に芯地を乗せてサンドイッチ状態で貼ります。
15秒くらい待ち時間があり、その間が間が空きます。
方やローラー式は生地の上に芯地を乗せて芯貼り機に入れると咥えてベルトの中にどんどん入っていき反対側から接着芯が貼れて出てくるのでどんどんセットして入れていけるので作業が平プレス機より早いという利点があります。
生地に接着芯を貼る機械です
今日も朝からミンミン蝉の鳴き声が全開ですよ
もう金曜日か、ガンバリマス😆 pic.twitter.com/l3jdGXAI2D— 水出俊哉 縫製職人見習社長 (@fashionizumi) 2015年8月6日
ジャケットなどを作る時は結構接着芯を貼るパーツが多くて芯貼り作業が長くなり酷使してきました。
この芯貼り機を買ったのが1995年、ボクが31の時。
芯貼り機が欲しくて欲しくて念願の購入でした。
どうして欲しかったか、持っていなかった時は芯貼り機を借りにいってたから。
そして、導入には動力工事が必要だったので借家だと無理だったんです。
だから、無理して中古物件を購入しました。
あれから20年以上も酷使しっぱなしだから故障しない方が不思議。
それまでベルトを交換したりセンサーを交換したりしながら使ってたけど・・・
限界だったようです。
2年位前から異常なほどにモーターが悲鳴を上げながら回ってました。
気づいてはいたんですが、そのまま使い続けてたら今年になってついにモーターが動かなくなったんです。アーメン。
壊れてしまって使えないと仕事にならないので直ぐに渡辺ミシンさんに電話。
そしたらその日のうちに来てくれて症状を説明してもらったら、
上下についているベルトが回るのでどうしても蛇行してベルトが偏ってしまい、それを修正する装置を動かすモーターが壊れたと。
それは分かりました。
問題は、20年以上も前の機械だからメーカーにそのモーターがないんだそうです。
いやいや、モーターを交換すれば直るのにモーターがないって。
それで、終わらせないのが渡辺さんです。
モーターを作っているメーカーに問い合わせてくれました。
そこでも、今はその形式は作っていないといわれたそうです。
もう万策尽きたとボクは思いました。
普通のミシン屋さんならここまでで終わりだと思うよね。
それでも、渡辺さんはこう言ってくれたんです。
「大丈夫です、私何とかしますから。」って、
心強い言葉でした。
はい、よろしくお願いします。
そして、その後どうなったかと言うと。
あちこちあたってみたんですけど、そのモーターは現在生産している会社はなかったのでオーダーで作ってくれる会社を見つけて作ってもらいました。
あ、ありがとうございます!
「でも社長、モーターの形が前のやつより小さくて今のアングルに合わないから合うやつも作ってきましたから。」
本当に何から何まで助かりました。
おかげさまで1月に故障して5月末になんとか復活できてよかったーーーーー。
今回は奇跡の復活といっても過言では無いとボクは思う。これからもずっと大切に使いたいと思います。
以前より全然静かに動くようになって、マジで感謝しかありません。
渡辺ミシンがいてくれて本当によかった。
ちなみに故障中どうやって使っていたのか?
ベルトが偏ったら手動で修正してました。手が熱かったです。(笑)
今日は以上です。
生地に接着芯を貼るローラータイプの機械は33㎝幅のベルトが上下にあり温度圧力時間で接着します
構造上ベルトが偏ってしまうのを修正する蛇行修正用モーターが壊れました
モーターを交換すれば直るがモーターが無い
それをミシン屋さんが直してくれました
モーターが無ければ作ればいいと
マジで感謝 pic.twitter.com/vRRHSSfq8M— 水出俊哉 縫製職人見習社長 (@fashionizumi) 2018年6月7日
接着芯を貼る時の注意とか書いたブログもあるのでよかったらどうぞ。
https://fashion-izumi.jp/archives/198
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