人を育てていると自分も成長できる

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おはようございます、日曜日の朝ブログ書いてるミズイデ(@fashionizumi)です。

会社は三連休ですが、昨日は仕事してましたし今日も会社にいます。多分明日もいると思います。

 人を育てるって大変なこと

先日、二友会(縫製工場の経営者が集まる勉強会)で人材募集と育成の方法について話し合った時に感じたことを書こうと思います。

縫製工場は人がいなくては成り立ちません。

しかし、労働集約型産業なので人件費の比率が高いのが難点です。

会社は出来るだけ技術があって賃金が安く済む人を求めます。

その一つの方法として外国人研修生制度を利用している会社もあります。

日本で作らないで外国の縫製工場でラインを借りて製造する方法も有るようです。

 ボクは日本人で作ることをやっている。

日本人を育てながら会社を大きくしたいと考えているけどなかなか上手く行きません。

今の日本の縫製工場は会社組織になっていない家内制手工業で縫製職人一人親方的な事業所が多く存在しているのが現状です。

ボクも最初は夫婦二人で始めた、でもそれだと仕事を受注する時に不利になると感じて人を育てて生産力を上げようと考えて毎年求人募集をしています。

不利になると思ったのは、一人二人だと、数の多い仕事は納期的な面から受注できないし、自分たちにあった仕事が無い時には休むしかなくなるので安定しないんです。

求人掛けて求める人は、やっぱり縫える経験者が欲しい。

しかし、経験者と言ってもピンきりです。

それは、各縫製工場のレベルの違いだったりやり方方法論がまるっきり違うから。

高級品を縫っていて妥協を許さない工場経験者から、並みの縫製工場で「まあいっか、しょうがないよね」が横行している工場にどっぷり浸かった人。

後者の場合、経験者というプライドもあって以前の勤務先ではそれでよかったから、と言って新しい会社の方針に馴染めない人が多いかな。それで経験者だから技術者だから30万は欲しいって言われてもムツカシイです。

しかし、経験者でも前向きで素直で向上心があってうちのやり方に慣れようと頑張ってくれる人なら大歓迎です。

まあ、今までの経験上なかなかそんないい人はたまーにいるかな。

だから、ほとんどそんな人はいないと思っています。いたらラッキー!って感じ。

もう、最初から未経験者を育てて行くしかない。だって、いないんだもん。いなかったら育てればいいんです。

 未経験者を育てる時の苦労

それは、我慢しかないと思っています。

最初から出来る人はいませんから、仕事を教えて覚えてもらいます。

うちの場合、アイロンを覚えてもらいます。

アイロンがデキる様になれば、大したもんです。それだけで使える。

アイロン作業はとっても大事、縫った縫い代をアイロンする作業は思っているより大変です。

最初は縫代通りにアイロンデキマセン、縫代がガタガタしちゃうのはなぜ?

よくあるのが、アイロンするときに縫代を手前から向こうに折ろうとする人が多い。

僕らは向こうから手前に折りながらアイロンを掛けて行きます。アイロンを滑らせるようにして。

やって見せて、やらせて見せて、褒めてやらねば人は育たじ。って言います。

まあ、遅いっす。汚いっす。それを直してもらうっす。

ボクは短気だから見ない様にしてます。それが功を奏しているのか、みんな上達が早くて助かります。

アイロンがデキる様になったらミシンです。

ロックミシンと本縫いミシン。

やっぱり職場の雰囲気って誰でも感じるハズ。

周りの人がミシンを踏む音が早くて自分だけ遅いとやっぱり気にします。

そこで、ミシンが遅い!って叱ってはダメだとボクは思っていて、遅いのは仕方ないと我慢します。

遅くてもミシンを踏んでもらい続けると若い人は覚えがいいねー。

本当に我慢して良かったと思う瞬間があって、それがあるから我慢のし甲斐もあるっす。

だけど、ボクはデキルダケ教えない様にしている。縫製のチーフにも教えるなと言う。

それは、教えても教えた通りになんかできないから。

はじめてなのに完璧にできる訳ないです。

やっぱり、失敗します。

失敗して直して自分で考えて身に就けていくもの。

ひとつ覚えたらまた次を、そのまた次をと次から次へと壁を越えて行かないと一人前には成れません。

僕らが思う一人前とは、パターンと縫製証書を見ながら裁断したパーツを1人で縫い上げることができること。

なかなかそこまで到達するのに時間が掛かります。

3年とも5年とも言われてる。

でも、技術者は終わりが無いと思ってやってるよ、常に素材やデザインや仕様が変化しているからね。

仕事ができる人は、自分はまだまだだって思うものなんですね。

これからも自分の器を大きくしていきたいと思った日曜日。

さあ、明日は早めに仕事を終わらせて秋物の洋服を見に行こう。

では、また。

 

さらば青春♪

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水出 俊哉
1964(昭和39)年7月生まれなので夏と卓球が大好きです。
1991年2月、26歳の時に有限会社ファッションいずみを創業。高級婦人服(プレタポルテ)を作り続けて早28年目を迎えました。
主にインディーズデザイナーブランドを手掛けています。
数多くのドメスティックブランドのショーサンプル・展示会サンプルから本生産までお手伝いさせていただいています。
縫製職人が手掛ける洋服のリフォームも好評です。
あと、個人様の縫った洋服1着からでもボタンホールを承っておりますお気軽にお問合せください。

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