これから給料が上がる仕事に縫製工が1位になって僕なりに思うこと。

こんにちは、お久しぶりのミズイデ(@fashionizumi)です。
ブログも書いてませんが、卓球もおあずけで昨日5月になって始めてラケット握りましたってことはどうでもよかったですね。No.607

これから給料が上がる仕事に縫製工が1位になって僕なりに思うこと。

連休前に松ノ木親方からLINEで「週刊現代を買え!」「すぐ買え!」と指令がありました。
その時は「なんでだろう?」と思って、買いませんでした。その後、また「買ったか?」と確認のメッセージ。
なので、よく分からず買いにいきました。ん??

納豆なのか坂口良子なのかアン・シネなのかよく分からず放置して数日が経ち、とある方から連絡がありました。松ノ木親方からすごいこと聞きましたよー!って電話もらって、メールを転送したからみてくださいと。
見たらこっちでしたー!苦笑

そして、早速ツイート。

なかなかの反響と数多くの方にRT(リツイート)してもらい拡散されたのでびっくりしています。皆さん、ありがとうございました。

縫製の仕事は二通りの作り方があると思っています。

ひとつは、ユニクロに代表されるような大量(何千万着?)に作るために機械化されて作る洋服。もうひとつは、量産品なんだけど100枚くらいの小ロットの洋服。
料理で言ったら、なんだろサイゼリアとかのように工場で大量に作るものと、町のレストランとかのように色々なメニューのものをお店である程度は効率を図り下ごしらえしながら最後は料理する人が味付けしながら調理してお客さんに提供するような感じかな。
縫製工場の仕事は、アパレルメーカーさんが企画した洋服を受注してから、先ず裁断しますが裁断はCAMがあるから機械でもできます。ボクも欲しいくらいです。
接着芯を貼るのも便利な機械で貼る。ボタンホールも昔は手でかがってたけど今は便利なミシンがある。ボタンを付けてくれるミシンだってある。ボタン付けミシンも欲しいです。
ボタンホールを今でも手で穴かがりする方もいらっしゃるようですが、ボクはボタンホールミシンです。すべてハンドメイドがいいとは思ってません。手作り豆腐と機械で作った豆腐だったら機械で作った1丁78円の豆腐食べてます。
でも、デザインが毎回変わるような婦人服は人間の手で作るしかないんだと思う。生地も違うから、人間の手の感覚で縫い方の強弱とかを加減したりしなくてはならないんです。そりゃできるならば機械の力を借りて楽に作りたいです。でもね、まだ万能なミシンがないし。この先そんな便利なミシンができたら買います。すぐに買います。

僕ら縫製工は縫うことしかできません

ボクが縫製工場で働き始めた頃は、縫製の仕事にも夢がありました。バブル景気の頃は高い洋服から売れていきました、だから縫製工場も加工賃もらえてた。DCブランドも流行りました。ヨウジヤマモト、イッセイミヤケ、タケオキクチとか他にもたくさんのデザイナーが一気に出てきた時代。洋服を買うのが楽しかった記憶がある。でも、最近はどの洋服も同じに見えて今はあんまり感じないなー。
そう、縫製工場でも有名なブランドを縫っている自負とかもありました。それも、今は無いかなー。有名ブランドってあんまり聞かなくなった気がするから。

人間だから間違うことも偶にはあります

縫製工場としての仕事はやっぱり洋服を作ってと依頼されて、安心してもらえることだとボクは思っています。僕らだって人間だからミスはしてしまいます。ミスはしたくないと思っていますので、事前に分からないことは確認の連絡は取ります。それでも、ミスをしちゃうことも偶にあります。
そんな時は直します。お客様の依頼に応えて信頼してもらえれば自ずと仕事は増えると思うから誠実に対応して行こうと思ってます。昔も今もニーズにあった洋服を作ればそれに見合った報酬をいただけるはずだと思います。求められるような縫製工場を目指したいです。
今日は以上です。

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