東京の西の端にある「るのスポーツ」へ行って、ボクが感じたこと
2017-07-24
目次
こんばんは、ヤクルトスワローズがサヨナラ勝ちしてとてもうれしい、ミズイデ(@fashionizumi)です。
今朝の体重70.1→69.2でしたー♪
さて、今日中に間に合うのかー!
No.448
ボクの仕事は洋服を縫う縫製工場を経営すること。小さいけどね。
少し前まで超ヤバかったです、前にも書きましたがヤバかった。
どうしてヤバかったのか?それは単純明快、仕事の受注が上手く出来なかったからです。
縫製工場は基本、下請けです。アパレルメーカーから洋服を縫ってと依頼されるのを待っています。
生地から付属、パターンまで全部揃えてもらって生地から洋服に作りあげる委託加工なんです。
仕入れがあまり発生しません、準工賃の手間賃(縫製工賃)仕事です。仕入れはミシン糸くらいかな。
仕事を依頼されるのは、できれば大きなメーカーさんが良いです。
何故なら1社だけで他に営業しなくて済むし、会社がデカいと支払いの心配をしなくて済むから。
だけど、大きな会社にはたくさんの工場が集まってきます。
仕事ください!なんか出してください!じゃないとうちは干上がっちゃいますよーーー!って、感じ。
みんな同じでした。
しかし、アパレルメーカーもアパレル不況の煽りを受けて売れないから作れない時代に、当たり前か。
それでも、いい腕の職人がいて規模がデカい工場は優先されてました。
でも、加工賃は優遇されていたとは到底思えなかった。
すごく大昔には、工賃上乗せして生産部長の個人口座にキックバックなんて話も聞きました。ある意味優遇されていたの?
それ、優遇じゃなくて癒着だよね。癒着したってそこが逝ってしまえば負債だけが・・・
こんな平凡で何の取り柄も無い小さい縫製工場が新規で大手アパレルメーカーさんから頼まれる可能性は、どう考えても限りなくゼロに近いだろうなって思いました。
いや、誰が見てもそう思うはずだと思ったんです。
じゃあ、どんな会社をお客様にしようと考えたのか。
それは、どこの縫製工場も嫌がって請けてもらえない仕事を引受けようと考えました。
いわゆる、クリエーターさんインディーズブランドのデザイナーさんと一緒に組みたいと思いました。
そんなことを思いながら、やってましたがまー数が細かすぎて食えなくって食えなくって。
最悪な事件まで起こりました、まさかの縫製工賃踏み倒されましたー!
もう、その頃は悲劇のヒーローになってました。
そう、泣いて過ごしてました。
でも、ある時から泣くのはもうやめて笑って過ごそう!そう決めました。
そう思ったのは、そんな気持ちで仕事をしていてもいい仕事ができないと思ったから。
これからの仕事の先様には、どうしたら喜んでもらえるのか?
そんなことを考えるようになりました。
仕事を受注して、先上げを縫います、本生産に入ります。
その中でどうやったら手が抜けるか?加工賃が決まってて手間が掛かると食えないから加工賃分だけ仕事してりゃいいでしょ!的な考えでした。(ボクは)
それって、僕らが先ず仕事している意味が無くなります、メーカーさんも喜ばない、当然お客様もイワズモガナです。
結局、何も生まないから何も楽しくない。
じゃあ今はどうなの?
人に喜んでもらえるようになってきたと思っています。
種を蒔いてきてよかった。
手に入れたものと引き換えにして、切り捨てたいくつもの輝き
いちいち憂いていれるほど~平和な世の中じゃないしね
一体どんな理想を描いたらいい
どんな希望を抱き進んだらいい
答えようもないその問い掛けは
日常に葬られてく。
ちょっと疲れてるのかな~♪
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