僕ら縫製職人は基本的に黒子に徹しています

2016.08.10

こんにちは、日本の音楽が大好きな割りに今までコンサートには中島みゆきと浜田省吾(浜ショー)しか行ったことがないミズイデ(@fashionizumi)です。

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やっと、怒涛の今週が終わりました。取り急ぎの分だけですが、たった今納品完了です。

また、来週も忙しいけれどホット一息つきながらブログ書きます。

僕らの仕事、洋服を作る人たちは基本黒子です。

洋服のデザイナーとか、スタイリスト、コーディネーター、マーチャンダイザーとかなんかカッコ良さそうです。

ファッションショーも華やかな世界です。

コレクション展示会もおしゃれです。

そんな主役の洋服を作っている縫っている縫製の仕事って日の当たることが滅多にないです。

ボクみたいに、ブログを書いたりSNSで発信したりする人は少数派のようです。

特にボクが尊敬してやまない松ノ木親方は一切シャットアウトです。

そんなこともないのでしょうが、あまりSNSは必要としなくても仕事の依頼が後を絶たない様子です。

やっぱり本物と似非の違いは大きいです。

ホームページも自社ドメイン取って長いのに表紙しかありません。

地図ページがリンク張ってあるだけ。だけど、ウワサですけどかなりのアクセス数だとか?

親方曰く、発信方法はネットだけじゃない!やっぱりリアルに敵う者なしです。

縫った洋服を好きだと言ってくれる関係

洋服は何処の工場で縫っても同じです。でも出来上がりの雰囲気が違うようです。

それは、黒子に徹しても縫っている洋服が主張してくれているのだと思うんです。

ラーメンで言うと無化調のような、美味しい料理は下ごしらえに手間隙掛けているみたいな感じの服作り。

そんな愛のある服作りの工場だから出来上がった服ももいい顔しているんだろうな。

ボクはそんな松ノ木親方が好きです。

本物は周りが評価してくれるのでしょう。ある業界新聞社はあえて松ノ木縫製を工場リポートしたかったのにしなかったと言う。

工場レポートで取材を受けた多くの工場が淘汰されるのに、敢えてぐっとこらえて取材しなかったと言う伝説の縫製工場。

それでも、親方が「服作りに生きる」で紹介された時は、やっとかよ!って思ったっす。

それほどまでに尊敬している親方ですが、ボクはボクで親方のようにはなれないからせめて服作りの想いだけは一緒にしてこれからも発信を頑張って生きたいと思います。

あんまり自己主張が強いとウザイと思われるから、気をつけますね。

やっぱり縫製職人は控えめがいいのかもしれないです。

新規開拓しなくても依頼がやってくるのは何故か。

仕事にモテル会社の秘訣は何?

今お仕事いただいている先様の洋服を全身全霊で縫いたいと思います。

黒子に徹してお客様に喜んでいただいて、美味しいビールで乾杯しよう。

そう、ボクの目標はボク自身が成長して少しでも親方と同じ目線で話ができるように同じ世界に身を置くこと。

でも、まだまだです。

この時期にはこの歌だね♪

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