誰もみな自分の会社を良くしようと一生懸命だけど、結果が良くないのは仕組みがオカシイんじゃないの?!
2017-01-11
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【次世代のモノ作りに挑戦】の記事は読みましたでしょうか?
昨日、郵便局へ行った帰り道ですれ違った人から軽く会釈されて一瞬誰だか分からなかったけど、とりあえず会釈で返して歩きながら誰だっけ?!って考えて「あっ」と、思い出せて良かったと思ったミズイデ(@fashionizumi)です。
うちの父親は縫製屋でしたが同業者の仲間って片手で足りてました。
同じアパレルメーカーの仕事をしていて同郷の同業者が数人いるくらいでした。
情報交換もする術が少なかった時代でした。年に1度の取引先の工場会で集まるもそこからの輪は広がらなかった様です。
他の情報源と言ったら、色々な縫製工場に出入りしているミシン屋さんと話するくらいかな。
西新宿の縫製工場の社長は縫製工場の組合(東京婦人子供服縫製組合)とか二友会とか色々入ってました。
兎に角情報収集には余念がなかったように思います、ボクはそんなところを自然と感じ取っていたのかも知れません。
組合は東京都全域だったので組合員の数はハンパなかったみたいですよ、組合の全体集会の他に地区部会があって新宿区近隣の組合員が集まっての定例会(飲み会)もあり、ボクは社長を飲み屋まで良く送って行ったものでした。
その他にも、取引先の展示会後にある工場会(飲み会)にも毎回出て行ってましたよ。
兎に角情報が欲しかったんだと思います。色々な人から話を聞いてました、それって大事だなーと思います。
何の情報が欲しいかって、それはやっぱり便利な道具の情報ですよね。
ミシンショー行って見て、ミシン屋さんからも話聞きます。
でも、やっぱり新しいミシンは使ってみなきゃ分からない。
買ってみてから使い勝手悪かったは避けたいので、欲しいミシンを買った人に聞くのが一番手っ取り早いので聞いたり使わせてもらいに行ったりしてましたね。
そのついでにどこのメーカーの仕事やってるのか?工賃はいくらくらいなの?とかも聞き合いしてました。
もっと仲の良い関係の工場同士だと仕事のやりくりもしたりしてましたね、「お宅は今この仕事入らない?」とか言う感じで。
近い距離にあって、お互いの工場のレベルが分かっていたから安心して頼めたんだと思います。
昔は情報をたくさん持っている人が強かった、情報を仕入れるのに今よりコストが掛かっていた時代です。
昔話はこれくらいにしておきます。
facebookでつながっていた方が東京からわざわざ電車とバスに乗ってさいたま市の外れまでボタンホールを頼みに来てくれました。
その方は若い女性の方で、分かりやすく言うと振り屋に近い感じだけど振り屋とは違う今風の仕事をしていて、サンプルのボタンホールを開けて欲しいと言う依頼でした。
その方とお話ししていたら、同じ洋服を作れる人同士でもっともっと繋がればこの業界もいい方向に向かうんじゃないだろうか。
そんなことを思いました。
ボタンホールに困ったからうちへ来てくれたわけです。
裁断だけして欲しいこともあるって言ってました。
外注として依頼している縫製屋さんが閑散期の時仕事を確保したいけどマッチングサイトは使いたくないとかもあると思うんですね。
昔は産地として存在していたから近くでやり取りできたけど、もうほとんど産地としては崩壊に近い状態です。
でも、点々とだけど存続している工場がまだまだあるんですね。
その多くが知られていないけど(苦笑)
で、そこでふと思ったこと。
仕事を手伝ってもらいたいと思った時に自分ちでも合わない加工賃じゃ人に頼みようがないです。
どうしたって頼む方にだって管理するとかモノを動かしたりするとかで費用が発生するのだから手数料が掛かるのは仕方がないこと。
だけど、合わない加工賃で仕事取ってきて手数料を取って他で縫ってもらう。そんなビジネスってもう無くなればいいのにとボクは思います。
昔のように仲間同士で仕事を助け合えたらいいんじゃないかなと思った、それにはもっと発信した方がいいんだろうと思いました。
「協業」こそキーワードかなと。
今日は以上です。
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