縫製職人を育てる方法

虹が見えるとなぜか心が明るくなります

虹が見えるとなぜか心が明るくなります

急に冬がキタ━━━(゚∀゚).━━━!!!って感じです

お盆休みが先日だったような気がするのに

あれから2ヶ月以上も経ってるんですね!(早っ)

で、またまた懲りずに卓球の話題です

卓球はチェスをしながら100m走をするようなもの』って有名な言葉があるんですが

上達すればするほど打ってくるボールの速度はハンパ無く速くなります

それを相手の嫌がるコースへ打ち分けて相手が取れなかったら得点になるゲーム

瞬時判断して打つ、判断力と瞬発力が必須

打ち方フォームも無駄があると少し遅れただけでミスになってしまう

ランクの違いはそこに対応できるかできないかにあります

始めた頃は普通のスピードでもフォームが大きかったり軸がブレていたりしてミスが多かったから無駄に一生懸命動いても全然勝てない日々

5年もやっていると、ようやく「卓球とは」が理解できるようになった

それまでは、「ただ打ってるだけ」でした。「卓球とは」が分かってくると段々相手の弱点をつけるようになって更に楽しく思えてくるんです(笑)

さて、今日は

縫製職人を育てる方法

縫製工場は人なんです

そうなんです

特に高級婦人服は人の手によって縫い上げられていきます

良く聞かれるのが、縫う職人さんの高齢化

若い人が縫っている縫製工場なんてあるんですか?

あります

ボクの仲間の縫製工場はみなさん若い人を育てています

東京の有志数社が協力した職業訓練校があります

きちんとカリキュラムを組んで土曜日などを利用して教えているようです

ボクんちもそれに参加できればいいのですが

まだ参加できていません

うちの育成方法はOJTです

週休二日を基本としていますが

土曜日は練習日になっています

練習と言っても仕事とは関係ない本当の練習用の生地でも行いますが

それだとどうしても真剣さと緊張感に欠けるので

製品を時間が掛かってもいいから縫ってもらうことにしています

オンザジョブトレーニング

教えるのは最初だけ

最初に工程の説明をします

やって見せ。言って聞かせ、やらせてみて、ほめてやって(by五十六)

あとは本人に任せます

少しずつレベルアップしてもらいます

だから常に今より難易度の高い工程を担当してもらう

はじめは点ばかりをやっている感じですね

裏地だけとか表見頃だけ、袖だけ

裏地が縫えなかったら表地は任せられません

裏地縫ってロックしてアイロンが80点くらいデキる様になって次へ

表の直線縫い、ロック、アイロン

たまにデキもしないのに(デキていると勘違いして)

早く次へ次へと先走ってしまいがちな人もいます

表のアイロンが満足にできていなかったり、ボクは見ています

早く形にしたいって気持ち分かるような気もする

だけど、下積みって誰もが通る道で必要なんです

ベテランさんが伸び止めテープ貼れませんか?貼れます仕様書見ただけで手際よく貼ります

裏地も当然新人さんよりきれいで早いです

各パーツもパターンと仕様書見ただけで縫えます

しかもどの順番で縫ったら効率がいいか考えながら一人で最初から最後まで出来ちゃいます

点が線に成って行くには経験が必要です

だから今与えれている作業のクオリティを上げるように日々取り組んでいけば知らず知らずのうちに

次のステージへと上がっているものなんです。

だって、僕らは新人さんが早く仕事がデキる様になってくれれば助かっちゃうんですから

そして努力していれば上達します

そしたらその人を使わないって言う手はありませんよね

必ず次のレベルの仕事を任せます

常に自分が練習して上を目指して仕事に取り組めば時間は掛かるけど自然と1人で洋服が縫えるようになるハズ。

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

究極の縫製工場

量産が来たら量産体制

サンプルのシーズンはサンプル体制

サンプルと量産同時進行できる体制

その体制作り、班編成を柔軟かつ迅速に動かしながら稼働して毎日の売り上げを上げて行く

それがロスを少なくできれば最高です

それを実現するカギは縫製担当者のスキルにかかっていると思います

縫製のチーフは必要だけど、工場長は別にいらないんじゃないかな

そんな縫製工場を目指しているんです

今日もありがとうございます。

では、では~

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