ボクだって本当は小ロットが嫌いだ

立体裁断機バンドナイフは100枚を一度に裁断できるマシーン

立体裁断機バンドナイフは100枚を一度に裁断できるマシーン

おはようございます

朝ドラは夜見るタイプのミズイデです

今日は立春、昨日は節分でしたね

2月3日はファッションいずみ創立の日でした

1991年2月3日は浦和市(現さいたま市)のアパートの1室を借りて引越した日

その日からスタートしました、風が強く寒かったのを今でも覚えてる

あれからもう25年経ったんですね、始めた頃はあんまり少ないロット(50枚以下)は無かったような気がする

いつから、こんな細かいのが好きになったんだ

いや、違う

今日は、ボクの本音を言っちゃいます

ボクだって本当は小ロットが嫌いだ

縫製工場は同じ型の洋服を何枚も縫うのが仕事です

ボクんちは高級婦人服を主に縫っています

同じデザインの服、シャツ・ブラウスだったりスカート、ワンピースはたまたジャケット

100枚以下を小ロットと一般的に定義されているとボクは思っている

50枚~100枚くらいは小ロット

20枚~50枚くらいは極小ロット

20枚以下はサンプル扱いか

エンジン掛けて走り出したと思ったらすぐ渋滞

特に10枚以下の量産??

そんな依頼も偶にある

できればやりたくないけれど「どうしても縫ってください」とお願いされるのでお引受しているブランドがある

当然、ロスが多いので加工賃は高めに見積りを出します

しかも複雑なデザインなので、まあ上がらない

そして慣れたと思った終わり・・・orz

2色3サイズで合計6着・・・よく作るよなって、逆に心配してしまう

だって、企画してトアル組んでサンプル作って展示会開いてパターン作って

生地もカット反だしスゲーコスト掛かってるじゃん

利益出るのか??って

色とサイズはあっても構わない

例えば3色展開でサイズも3サイズ

1色各サイズ10枚作ると計30枚×3色だから=90枚

これくらいあるとうれしい

裁断は3回になるけれど、3サイズ6枚よりはブログを書く時間がデキルので

縫う人はサイズが違っても同じ服だから糸を変える手間だけ

一日15着上がれば6日持つ、もしかしたら慣れてきて5日で終わるかも

それが、それこそが量産効果だ!

それが、3サイズ6枚1日で終わらなかったら

マジかよ!!ってなるの分かるでしょ

そんなのが連日だと、いくら高めの工賃でも儲かりません(苦笑)

そうは言っても

なかなか、100枚以上のオーダーって難しいようですよ

何せ、うちでお取引させていただいているのはインディーズブランドばかりだから

50枚のオーダーとか入っちゃうと、どーしたの?!ってびっくりです

でも、縫ってて思うんだけど

良い服、かわいい服、カッコいい洋服だよなって思う

だけど、このブランド知ってる人いるのかな?って思う

だからもっと知ってもらったらいいのにって思うんです

オクノヤさんの短パン先生とトライセミナーとか行った方が良いんじゃないのだろうか?

いや、余計なお世話だけど

マジでそう思う

ブランドのスタイル

のようなものとか、体裁とかあるのだとは思いますが

もっと発信した方がいいのになぁって思う

余計なお世話だけど

プレスの会社と契約するのはありなのかな?

雑誌に載せてもあんまり反響ないんじゃないと南さんがブログに書いていたし

SNSを使った方がお金も掛からなくていいんじゃね!?

いや、マジでマジで

そう、PHABLICxKAZUIの瀧澤君は結構ウェブとかSNSでも発信してる

あと、大橋トリオさんをモデルに起用した効果か

かなり反響があったと聞いた

だから、好調らしい

普通だったら大橋トリオさんを起用できことなんてできる訳がない本当に小さなブランドだけど

デザイナーの瀧澤君が友達のような感じの付き合いしてるそうで、特別にモデルになってくれたらしい

デザイナー瀧澤氏とアーティスト大橋トリオ氏のコラボ

コンサートツアーのバックミュージシャンの衣装ももちろん大橋トリオさんのメイン衣装も瀧澤君が担当するんだって

その衣装もファッションいずみで縫うんですよ

知ってもらえた効果だね

そうすると、オーダー数が増えてブランド産地も潤うし

僕ら縫製工場も潤う

まだ、先の話(この秋冬)なんだけど100枚以上のオーダーが入るかも知れないってオファーをいただきましたよ。

今年5年目のブランドが認知されてきて確実に商売が大きくなってきているのを実感した次第です

ほら、発信した方がいいじゃん

だから、ボクんちで縫った服は発信しているんだけど

余計なお世話かな?

どうなんでしょ

100枚以上のオーダーだって縫おうと思えばできるんですよ

いや、マジで

そんな感じで縫製工場は飽きもせず日々洋服を作っている訳です

アー忙し

では、また

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