アパレルに頼る時代は終わり、自分たちの技術を頼りにする時代
2016-05-30
目次
こんにちは、相変わらずツマラナイ男ミズイデ@fashionizumiです。(真面目か)
今日もブログ書きまーす。
先日の二友会で、「縫えるってことは価値があると思うのに、なぜだか価値がないように言ってくる人がいる」という話題が出た。
この意見に「はっ」っとなった。
確かにいますね、それも相当いますね、ヤバイクライニいるよね。
縫製のことを知らない人に分かりやすく説明すると、回転寿司と回転しない寿司屋の違いと同じようだとボクは思った。
回転寿司は、寿司のようで寿司もどきですよね。完全機械してコストダウンしてあの低価格で庶民の味方でかなり繁盛してます。
昔は行ったけど、最近では行きたいと思わなくなった。子育てが終わったからかな。
でも、たまにはお寿司を食べたくなります。
そんなときは、華屋与兵衛かな結局安心できるファミレスです。(小市民ですから)
でも、お金持ちはもっといい御寿司屋さん行くでしょ。
いいネタ使って職人さんが握ってくれてお店の雰囲気も落ち着いてるみたいな感じで値段も時価です。
縫製も回転寿司みたいに機械化された安価な服もあれば高級な服もあります。
高級な服を縫うにはそれなりの技術やノウハウがあるんです。
それを言っても伝わらないと思うので書きませんが、日本中が回転寿司だらけになったら嫌だと思うのは僕だけじゃないはずです。
機械化されて大量に安く作られたモノがアフレテイマス。
確かに洋服で言えばユニクロが代表格になるのでしょう、品質もデザインも悪くはないですよね。
でも、もし万が一不良品があったとしてクレームを受けたら、新しい商品と交換して不良品は廃棄処分が自然の流れかと。
たぶん日本ではそれらの洋服は縫っていないでしょう。
それらを縫う工場が必要だってことも分かっています。
じゃあ、僕らはどうしたら縫製工場として必要とされるのかをいつも考えています。
それは日本でしかできない対応をすることなんじゃないかと。
先日、あるお客様からシャツのオーダーをいただきました。
小ロットでシャツ50着3色4サイズ展開+客注対応ありでした。
客注対応とは、袖丈調整・着丈調整を量産の中の何着かだけ対応すること。
対応させていただきました。プレタ工場なら普通に対応しているはずです。(アップチャージなしです)
機械化されたマニュアル通りにしかモノを作れない工場にはどう転んでも無理な話です。
僕らは臨機応変に対応できます、しています。
そんな対応できれば、お客様もそれなりに加工賃をお支払いしてくれます。
よく、「縫製工賃が高い」って言う人います、何が高くて何が安いのか比べる対象になる仕事だから比較されてしまうんです。
比較されない仕事をすればいいんです。ボクはそう思います。
しかし、工賃が高いって言うけど時価の寿司屋さんは入れませんからーーーーー俺らだって一生に一度くらい食べてみたいです(笑)
あなたがもし縫製工場の経営者なら1部上場アパレルからのオファーと、資本金1,000万くらいの洋服が好きな人が経営している小さなマンションメーカーの仕事の依頼があったとしたらどっちを選びますか?
当然1部上場アパレルメーカーのオファーを選ぶでしょう!って言う人が多いと思います。
しかし、ボクは違います。
小さいマンションメーカーの洋服を縫いたいです。
なぜなら洋服を作ることが好きな人たちの会社だから。
1部上場アパレルの仕事した時、この人たち洋服を金儲けの手段にしていると感じたからエグイマデノ自社利益優先のコスト方程式、完璧です。
工場の言うことなど株主には何の関係もないことだからみたいな。
よく、尻の毛までムシリトラレルらしいって噂が(笑)。
あくまでウワサですよ。
世界一幸せになれるシャツです。
ホントです。イベントの物販商品を業者に大量に発注して安く作って高く売るって手法じゃないから。
アーティストファンクラブ会員の方によろこんでもらいたいと言う気持ちでデザイナーが企画して、縫う人たちも着る人たちによろこんでもらいたいと思って作ってます。
何度も言うけど、洋服の新しい売り方だと思う。
その人のことが好きな人だけが買えて、そこに行かなきゃ買えなくて、常設の販売店がいらないから販売員もいらない。
欲しい人の分だけしか作らない完全受注生産=売れ残り在庫が発生しません。
在庫は悪って言いますでしょ、受注生産の反対は見込み生産。
多くは見込み生産で大量に作って売れ残ったら半額セール、まだ残ったら80%オフとか、それでも残ったらバッタ屋か焼却処分するそうですよ、その分のコストも乗っかっている商品。
同じ15,000円のシャツだとしてどっちを買った人が幸せになれるシャツだと思う?
しかもその人のライブで歌まで聴けちゃって思い出にも残るって最高ぉだと思います。
僕らの価値を活かせるような洋服を作って生きたいから、僕らをパートナーだと思ってくれる人と仕事をしたいだけです。
ボクの思っていることは以上です。
では、オヤスミナサイ。
愛で君はきれいになる♪
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