会社のメールアドレスを変えました
2017-09-03
こんにちは、さいたま市桜区の縫製工房「ファッションいずみ」のミズイデ(@fashionizumi)です。
どんなカスブログでも続けることが大事なので今日も書きます。No.465
今日、たまたま見つけたブログが秀逸だった件。
http://cleaning-shiminuki.com/blog/archives/637
京都で和服のしみ抜き屋さんを営んでいる栗さんのブログ。
実は、栗さんとはダイエット塾で一緒なんです。まだ、リアルでお会いしたことはありませんが。
facebook見てたら、他の人が栗さんの他のブログをシェアしてて見てたらこれもよかった。
職業は違えど同じ下請け業界なので共感できるところが多かったので読みながら、ウンウンとうなずいてました。
少し引用しますね。
先日、とある取り引き先との取り引きを停止させていただきました(相手方も当店を切ったという認識でしょうけど)。
その取り引き先さんは、当店がネットで情報発信しているのを見かけて、そこのトップの方がわざわざお店にまでお越しくださって「良い職先を探しているので、取り引きをしてくれないか?」というお話で取り引きが始まりました。
しかし、何ヶ月か経つと、そこには毎日品物を引き取りに出向いていたのですが、少しずつ預かる品物の量が減っていきました。
しばらくすると、行っても預かる物が何も無い日が頻繁にあるようになり、当然売り上げも大きく落ち込みました。
そんなある日、当店との取り引きを申し出ていただいた方から電話がありました。
色々話をしたのですが、要は「おたくは今までの付き合いの職先よりも高い。その職先は、物によってはおたくの見積もり額の半値で加工してくる。さすがに倍の値を言ってくる職先には仕事は出せないと現場の者が言ってる。同じくらい安値で請け負ってくれるならまた取り引きを考えても良い。」という話でした。
ここでボクが考えたことは二つ。
一つは、相手の言いなりになってまとまった仕事を貰うのも、一つの経営戦略。だがしかし、今までの加工賃も決して高く請求しているわけではなく、採算の取れるギリギリの線で納めている。それを崩してまで仕事を貰うことが果たして正解なんだろうか? それに、一社だけ特別に安値で請け負うことは、正当な手間賃を支払ってくださっている他のお取引先様に対する裏切り行為ではないのか?ということ。
もう一つは、競合する他の職先さんが加工賃を下げてきたのは、取り引き先が当店との取り引きを始めたことを知って、仕事を取られまいと無理をしてでも仕事量の確保を狙っているのだろう。その意図があったかどうかは知る由もないが、結果的に、当店との取り引きが他の職先さんへの圧力になってしまっているということ。
取り引きのきっかけを作っていただいた方には今でも感謝していますが、そこは商いですから、折り合わない条件で仕事を続けるわけにはいきません。
今までのお取り引きに対するお礼を述べると共に、今後の取り引きは継続しない旨を静かに了承しました。
縫製工場あるあるです。
こんなことは僕らの業界でも日常茶飯事で起きてます。
だから、読んでとっても勇気をもらったんです。
僕らに当てはめると、アパレルメーカーさんは縫製工賃の安くできるところを探します。
縫製工場は、1ヶ月というか1年間に仕事を出してくれる比率の高いメーカーさんの言うことは聞かなければ仕事が無くなって死んでしまうのか、それとも決別して新しい先様を探すのかってことです。
ボクも昔は1社丸抱えしてもらってましたから、海外生産が増えてきた時期は自分の仕事量が減ってきたのが目に見えて分かったのでとても切ない思いをしたことが今でも忘れられません。
生産担当者も上司の指示には逆らえませんからね。
だから、1社だけに頼るのはとても危険だと判断して今では受注先を増やして1社の占める割合をできるだけ少なくしています。
それから、アイテムや素材も他で縫ってもらった方がいいであろうと思われるのはいつも親しくしているお客様でも他の工場さんにお願いしています。
例えば、上着とパンツが同素材を使うからできれば両方ともうちで縫った方が先様にしてみれば生地の転送とかしなくて済むからいいと思います。
でも、うちはボトム工場ではないのでポケットシーマーなど持っていませんから、どうしても加工賃的にボトム工場さんより高くなってしまいます。
それだったら、うちでは上着だけを縫ってパンツはボトムが得意な工場さんにお願いしてもらった方がお互いにいいと思ってそうしてもらいました。
洋服を縫っていて思うのは、本当に洋服の値段が下がってきていると感じています。
縫製工場は洋服を縫う手間賃で食っています。
縫製加工賃をいただいて成り立ってます。
手間賃=人件費ですが、洋服の値段は下がり続け逆に人件費は上がり続けています。
だから、どうやっても逆行している訳です。
洋服は売れてナンボですから、お店も利益が出なかったら潰れてしまう。
ボクが思うのは卸の商売じゃない方法が良いんじゃないかなーなんて漠然と考えてます。
売ることは知らない素人考えです。
でもね、町の洋服屋さんで見る「セール80%オフ」って何?って思ってしまいます。
元の定価って何なの?って思います。そんなカラクリってみんな気が付いちゃってるんですよね。
なにが言いたいかというと、日本で縫って売るのは販売に費用が掛からない方法にしたらいいのになーってこと。
それで製造原価が上がれば納得して購入してもらえるんじゃないかと思ったりします。
今日は以上です。
僕が一番欲しかったものは、○○です♪
お直しをどこに頼んだらいいのか悩んだり、お店を探して持って行ったりする時間がもったいないと感じたら、おおよその料金を確認することがスマホひとつでできます。
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洋服を送るのに畳んで小さくなる洋服ならレターパックが便利です。コンビニから宅配便で送ってね。
洋服お直しが完了(お預かりして1週間くらい)したらレターパックか佐川急便で送ります。お支払いは square というオンラインチェックアウトでクレジットカード決済が便利です。お振込みでも大丈夫(LINEでお伝えください)。
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