縫製工場としてどうやって生き残ってきたか

こんにちは、3連休の真ん中土曜日は仕事のミズイデ(@fashionizumi)です。

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縫製工場としてどうやって生き残ってきたか

日本の縫製工場が減っています。

でも、まだまだ多くの工場も頑張って営業されています。

その数はどれくらいあるのかよくわかりませんが、五万とあるはずです。

その中の1社としてファッションいずみも今もまだ潰れずに頑張っています。

もう、鉄棒にぶら下がってるのは限界を超えてます。

ってか、もうとっくに落ちてます。

縫製工場はずっと下請けの歴史です。

その昔の野麦峠時代はきつかったらしいですが、それでも今よりはいいような気がいたします。(苦笑)

ヒドイ状況の工場がテレビに映っているのを見たことがあります。

うちも、そこまでじゃないと思ってますけど、大したことできてません。

生産性を上げるのか、工賃を上げてもらうのか

生産性を上げるって、もう上げたからどうなのって感じです。

時間が掛かるものは掛かります。これは作っている人にしか分からないことだとボクは思っています。

どう言ったって伝わりません。(伝え方が悪くてスイマセン)

洋服を作っている事には変わらないんですけど、お客様は変えてきました。

うちに依頼することで先様にメリットがなかったら依頼されなくなります。

一番大事なのは加工賃。コスト。

次に品質かなって思います。

当たり前のことばかりですね。(苦笑)

丁寧に作っているつもりです

当たり前のことなんですけど、うちでは洋服を丁寧に作っているつもりです。(他の工場のことは分かりません)

バカ丁寧なのかな?

昔は、効率重視でやってきました。

でも、親方に教わってからは仕上り重視です。(そのつもりです)

だから、見た目はそこそこでいいからデキルだけ安く縫ってよ。は、お断りさせてもらってます。(生意気言ってすいません)

ボクが思う理想の洋服の売り方

ずっと、洋服を縫ってきて思うのは卸しの商売だとどうしても上手く行かないような気がする。

それは、売値の半分(もしくは良くて60%)が卸値になるケースが多いから。

そうすると、15,000円の洋服は7,500円が卸値になります。

7,500円から製造原価30%で4,500円引くとアパレルメーカーには3,000円しか残らない。

30%の製造原価を高めたり低く抑えたりどっちでも僕らは構わない。

でも、できればその比率が高い方がその洋服を買う人にはうれしいことだと思うんですよね。

ユニクロは製造原価の比率が高いから売れているように。

だから、SPAのアパレルメーカーが増えたように製造しているアパレルメーカーが直接売るといいと思う。

何をまた、当たり前のことを言ってるんだって思うでしょ。

いや、違うんです。

やっと、理想の先様と出会えたんです。

ご夫婦でやっておられるアパレルブランドさん。

洋服と莫大小と靴下と靴を製造してます。

基本、洋服は卸しはしていません。

自分のアトリエに併設された直営店と全国のギャラリーでの展示販売だけ。

納期もアバウトに対応してくれます。

縫製工賃も融通してくれます。

そして、驚いたのが基本納品したら即入金してくれました。ビックリです。

しかも小さいメーカーさんにありがちな極小ロットで多サイズ展開じゃない。

大ロットまではいかないけど小ロットなのでうちにはちょうどいい。

こんな売り方もあるんだなって教えてもらった。

もう、こうじゃなくちゃいけないってことは何もないんですよね。

っていうか、今までと違う方法で楽しくできたらそれが良いと思う。

もっともっと色々な人に知ってもらえるように発信して、新しい出会いを楽しみに頑張ろうと思うのでした。

さあ、今日も1日楽しもう、そうしよう!

ずっとヒーローでありたい ただ一人、君にとっての♪

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洋服が好き
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縫製工場の掟