
SNSでつながった人が実際に会うことでつながりが強くなると思ったスギフジツアー2018後編
2018-02-24
こんにちは、自分で自分が痩せたなと思えるようになったミズイデ(@fashionizumi)です。
でも、ちゃんと食べてますよ。チキンタツタ美味かったーーー。No.562
洋服の縫製工賃って、縫製工場で決められないの知ってますか?
決められないどころか見積もりすら出せません。なんか変じゃね?って思うのは縫製工場の人たちだけなんでしょうか?
通常は洋服の値段が決まっていてそこから縫製工賃がいくらまででできるところみたいな感じらしいです。良く知らないけど。
そして、生産ロットが何千何万枚とかになればなるほど安くなるらしいですね。
縫製工場は洋服を縫う工場から自動車のシートを縫う工場とかアイテムごとに違います。
洋服の中でも、紳士服・婦人服・子供服・犬服とかあります。
更にウェディングドレスがあったり、セーターやTシャツ、それにトレーナーとかパーカーなど。
Gパンなどのデニム工場、毛皮を縫う工場もあります。
それぞれ専門分野が違うんです。
更に洋服の中でも婦人服のジャケット・スカート・ボトム類・ブラウス関係・ワンピース・ドレス。
昔はこのアイテムごとに工場がありました。
スカート専門工場とか、ジャケットを得意としている工場。
今では、婦人服を縫っている工場ならフルアイテム対応が普通になりましたが。
フルアイテム縫えないと仕事が来なくなる時期があるので、自然の流れですね。
でも、布の違いは使うミシンが違うので布帛(織物生地)とニット(編物生地)の工場は違います。
紳士服は紳士服を専門に縫っている工場があります。
だいたい縫製工場の違いは分かっていただけたでしょうか。
大規模な縫製工場なら布帛もニットも縫えるかも知れませんが、うちみたいな小さい工場はひとつに特化してます。
スペース的な問題とかいろいろあって、両方に対応はムツカシイと思います。
うちは布帛の婦人服縫製工場で27年やってきました。
それしか知らないので、そのことについて書きます。
今現在では洋服が売れなくなってしまい、縫製工場へ依頼される1型あたりの数が少なくなっています。
1型あたりの枚数をロットと言っていて、100枚以下は小ロットで100枚以上1000枚未満は中ロット。
そんな感じだとボクは思っていて、大規模な工場は中ロットで何とか回していたのが小ロットも請けざるを得ないのかそんな感じになっているようです。
大規模工場はラインと呼ばれる生産体制の工場が多く、10人とかでパーツをあまり多く持たないで単純作業的生産で洋服を作っているのでコストを圧縮できるのかとボクは思います。
小ロットの場合は4人とかの小さな班を作って生産すれば対応できますからね。
そこで、ライン生産を基準にはじき出された縫製工賃が勝手に相場として広まっているような気がしてなりません。
そして、その加工賃に小ロットだからと幾らか足した縫製工賃は結局ライン生産相場だとボクは思っています。
ライン生産なら無駄を省いているからほぼ機械化に近いみたいです。
そもそも、小規模工場と作り方が違うわけですね生産設備も違います。
もう、中ロットは大規模工場にお願いしてください。
うちでは縫えないですもん。1日頑張って10着として1ヶ月200着しかキャパがないから。
できれば30枚以上あると助かりますが、それ以下の仕事もあります。
少人数で班を作って洋服を生産しているのから1人当たりの持ち工程が多くなります。
うちで縫っているのは結構複雑なデザインのものが多くてパーツ数も多かったりします。
それを縫い合わせていくときに意外と頭を使います。
縫い合わせる箇所が多いと縫い代同士が重なる箇所が増えてそこをすっきり上げるにはどうしたらいいだろうとか、縫う順番とかどうしたらいいだろうとか考えながら縫うんですね。
1枚目は本当にサンプルを縫うように時間が掛かりますが、2枚目はそれより1時間くらい早くなるそんな感じです。
3枚目からは徐々に慣れてきてそこから1分単位で詰めていきます。
なので、10枚以下だと慣れる前に終わりです。
30枚だと慣れてきたら縫い終わりです。
50枚で少し慣れた時間が続く、自転車で言えば漕ぎ出して上り坂を上ったら終わるのと、上ってから少し平坦な道を走るのと、しばらく平坦な道が続いて信号もずっと青の状態のような感じ。
だから、50枚以上ありそこそこの加工賃が出してもらえれば食えますが30枚以下ばかりだと・・・
長くなりましたが、
早く縫うにも限界があり、もう3日目くらいからはフルスロットルで猛ダッシュかけてます。
それの繰り返しでその日が長ければ初日と2日目のロスを取り返せるんですが、取り返す前に。
リピート品番でも慣れて直ぐにトップスピードで縫えるんですけど、もうそれ以上早くするにはどこか手を抜かなきゃ無りってレベル。
そして、毎年賃金は上がるわけです。
3年前、1年前より確実に上がりますよね。
100枚以下で縫製工賃が安くなるはずだと思うのはボクは違うと思うんですよね。
今日お伝えしたかったのはそれだけです。
では、また。
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