縫製工場で縫っている人たちは縫う時にピン打ちなどしないで縫います

こんにちは、なんかやたら眠くて仕方ないミズイデ(@fashionizumi)です。

早いもので今日から新年度が始まりました。No.587

  縫製工場で縫っている人たちは縫う時にピン打ちなどしないで縫います

縫製工場の人たちって当たり前だけど、縫うことが仕事なのでびっくりするくらいミシンの踏むスピードが速いんです。

もう、ミシンの音がウルセー!って思うくらいうるさい。

どうしたらそんなに速く踏めるようになるの?ってくらい速い。

それは、長年踏んできた慣れだとボクは思います。

よく聞く、「昔取った杵柄」って言葉がありますが、縫製の仕事を一度離れた人はデキルヨウニ見えて出来ないんじゃないかな?そんな印象を持ってます。

それは、同じようにミシンを踏んでいるように見えて日々鍛錬している感じ。

分かりやすく言うと毎日アップデートしているんじゃないかな。

もう、毎日素材が違うし毎年新素材・難素材が開発されてそれに対応できるように進化しているわけです。

それが、1回辞めてしばらくして戻ってきてもそんブランクを埋めるのにちょっとだけ大変なのかなーって感じます。

昭和の頃は縫い代ロック始末がほとんどだったけど、

今はロックミシン始末が減ってきて袋縫いとか折り伏せ縫いが多くなってるのでメンドクサクなってるんです。だから日々アップデートしていかないと作るのがしんどくなるはずです。

縫うってアイロンもセットだから。

洋裁教室の縫い方はとても実践向きではないとボクは思う

そうじゃない教室もあるとは思いますが、洋裁教室に通う方は初心者の方が多いみたいです。

時間があって、その時間を使って洋裁を覚えたい人が通うサークル活動のようですよね。

だから、ミシンを踏むときもオッカナビックリ踏むでしょうし生地の端を揃えて縫うのは結構ムツカシイと思います。

だから、縫い代を待ち針などで止めて縫っているらしいです。

でも、縫製工場に現場にはそんなことをしている時間の余裕はありません。

ていうか、それプロじゃないです。

脱技能ミシン

ロックミシンを自動化したのがサージングミシンです。

本縫いミシンを自動化したのがエッヂコントロールシーマー(通称エヂコン)

作業する人は生地をセットして入れるだけでロックミシンしてくれて、縫ってくれます。

これらのミシンは基本的にそればっかりやって初めて効果が得られるのかなとボクは思っています。だから枚数が必要だと思うんです。

自動で商品の値段を読み取ってくれるレジの作業のようなのと似ている。

今は知らないけど、それらのミシンは万能じゃないし、小ロットに特化しているのと場所も取るからボクはもう随分前に捨てました。

人の指の感覚が必要な服作り

シャツの台襟付け、シャツの専門工場さんはどうやってるのか気になります。

うちのやり方は、昔ながらのやり方です。

落としミシンは裏側がきれいにコバステッチになると気持ちいいんです。

裏側が見えないのにきれいにコバになるのは指先の感覚です。

そしてその前にきっちりアイロンされていないと出来ません。

落としミシンって何?って方は下のブログを読んでくださいね。

https://www.karuju.com/failure-common-to-the-beginner-of-a-sewing-machine/

機械に頼るところは頼ります。

その方が楽だから。

今日から新しいスタッフが増えていきなりボタンホールミシン覚えてもらいました。

人間の手でしか出来ないこともまだまだあります。

シャツだって、何万着何百万着と作るシャツと4・50枚しか作らないシャツとでは作り方が違います。

でも、ボタンホールは同じです。

あと釦付けミシンはマジで欲しい。

ボクは作り方のバランスを取って作っていこうと思っています。

今日は以上です。

カテゴリ
洋服が好き
タグ
twitter
ボタンホール
設備投資
さいたま市桜区神田(ジンデ)