アイロンはただ掛ければいいんじゃないんだよ。

こんばんは、もうあれから32年も経つのかはえーなと思っているミズイデ(@fashionizumi)です。33年目に突入です。No.1548

最近黒ラベルで乾杯しております。

昨日この写真をSNSに上げようとしたらもう朝でした。火曜と木曜の夜は練習試合してるんですが自分なりに頑張っているのにまあ勝てません。それでも何本かいい感じでドライブを打てたから乾杯して飲み過ぎました。というわけでもう金曜日か早いな日曜日の練習が楽しみだなあ笑。

アイロンはただ掛ければいいんじゃないんだよ。

うちのスタッフが苦労して縫ったお袖を見てほしい。

たかがアイロンって思ってた縫製屋です。ただアイロン掛けてました汗。
独立した時から10年くらいまでアタリ(アイロンの跡)を出さないようにだけ気をつけていたんですがどうも垢抜けないなぁと思ってました。
それが松ノ木縫製産地の服を見たらまるで別次元だったのを今でも鮮明に覚えてる。
ということで松ノ木親方の指導を受けて最初によくこのアイロンで仕事できるなって言われました。そうなんです洋服はアイロンで作ると言っても過言じゃないんです。今まで納品してきた服を回収したかったくらい申し訳ない思いでした。知らないって怖いぞ。
その時導入したボイラーが寿命を迎えて新しいボイラーがきた日に創立して丸32年経ちました33年目もあの時の気持ちを忘れずに頑張ろう。
しかしこのボイラーかっこいいでしょ!

大阪電気工業=ODK。

アイロンとバキューム台はセット。

アイロンは蒸気を掛けて布を柔らかくさせ熱で折りながらバキューム台で蒸気を抜いてパリッとさせます。その時アイロンをかけてからバキュームを引く、掛けながら同時に引くとアタリが出てしまいますよ。アイロン⇒バキューム⇒アイロン⇒バキュームの繰り返しです。

アイロンの蒸気が少ないと仕事にならないしバキューム台の馬力が弱いとダメ。そこから教えてもらったのを思い出しました。1日の中で半分はアイロンです、縫ったらアイロン縫ったらアイロンだからね。もっとか笑。

今までの1982年製は5kgで4台のアイロン同時に使っても大丈夫でしたが2023年製は6kgなのに3台まで。ただ新しいボイラーは静かで周りに熱を放出しないし電気代も抑えられそう。ランニングコストを考えたら今回の設備投資は正解だったと思うことにしている。

1982年製大阪アイロンのボイラー今までありがとう!

きれいな洋服を作るにはいいアイロンボイラーが必要不可欠なんです。そんなことが伝えたくて書きました。今日は以上です、素敵な週末をお過ごしください。

フォアハンドの練習方法をどうぞ。

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