何年もかけてやっと今のお客様に出会えてよかった。

こんばんは。昨日は楽しい時間を過ごしてきたミズイデ(@fashionizumi)です。No.1026

あなたにお願いしたいと思われる人になろう。

今は直接お客様とつながりやすい時代です。自分で作ったものを直接売買できるからそうした方がいいと思うのです。他の業界はよくわからないけれど洋服は卸値(下代)と売値(上代)があって。お店の力関係によって卸値が売値の40%だったり50%とか60%になったりするんだとか。

物性のクオリティが低下したのは低価格ブランドではなく、百貨店やファッションビル向けの中価格帯ブランド


いつも面白い南さんのブログ。
卸値率が高いほどアパレルメーカーとしては有難いわけですが、売るお店によっては40でとかざらにあったらしい。10000円の服は4000円でお店に買ってもらいお店は6000円の儲けとか。10000円するシャツが4000円。その中から縫製工賃・生地代などの材料費・物流費などを引いた残りがメーカーの利益になるので縫製工賃と材料費合わせて2000円に納めないとってことは縫い賃1000円とか!!
50%だと5000円で2500円くらいなのかな知らないけど。60%でやっと6000円の製造原価が3000円くらい行けたとして1500円かな?うちでは全然無理だ。
20000円の下代60%で12000円の縫製工賃3000円でもうちはきついです。業界の人じゃないと何言ってるのかって感じですいません。今までの方程式の考え方から変えたらいいのになってボクは思う。頭のいい人が考えてくれればいいのに。縫製工場も食えるように笑。
そんなことをこっちで決められないのだから考えても無駄なんで、今はそうじゃない面白い考え方の人と仕事ができて楽しい。

何年もかけてやっと今のお客様に出会えてよかった。

何回も書いてるけどうちのお客様は夫婦2人で始めたブランドさんばかりです。そしていいものを作りたいと思っていて工賃も考えてくれるので有難いです。縫製工場だけじゃなくて生地屋さんとかのことも無くなると困るので。
取引先であるH社の社長さんはまだ30代で、考え方が面白くて勉強になります。コロナ禍でも売り上げが伸びていて従業員を雇い更に縫製工場を買ったんだって。工場を大切にしてくれてうれしい。
企画も変わってて他に見ないようなデザイン。だけどめんどくさくないから助かります。売るのは直営店のみ。たまにアパレル人らしい人が偵察にきてるらしい。

今はどこの商品もいいものばかりです。

うちの縫い方が特別きれいなわけじゃないけど、うちの縫った服を気に入ってくれているのだと思います。
多分そのブランドさんが好きな雰囲気に仕上がっているのかと。聞いたことがないからよくわからないけど。
逆に厄介なのは百円寿司的な感じで安くておいしいものをが食べたい人は他をあたってくださいね。
そこそこの値段をつけている服なので大衆向けではなくて、一部のコアなファンが買ってくれているらしいです。それはデザイナーさんの服作りに対する思いとか服の雰囲気とか品質も含めたトータルで好きだと思ってくれて購入してくれているのだと僕は思いました。
うちでしか縫えない服なんてないと思ってる。そこじゃない何かを大切にしてるつもりです。生意気言ってすいません。今日は以上です。

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洋服が好き
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縫製工場の掟
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