やる前からデキナイって言うんじゃないよ!
2016-04-27
目次
おはようございます、ミズイデ@fashionizumiです。
明日からゴールデンウィークです、晴れるといいなぁ
さて、今月はブログ頑張って書きましたが今日で23投稿目かぁ…
まだまだです
縫製工場の心臓はアイロンボイラーです
ミシンがあってもボイラーが無かったら洋服を作ることはできません
気が付けば、縫製スタッフが6名になってました
6人に対してアイロンが4台しかありません
しかも4台のうち1台は仕上げプレスと兼用なので
中間アイロン専用は3台、2人で1台になってしまいアイロンの空き待ちロスが起こっています
人が増えるとミシンもアイロンも足りなくなってしまいます
今のボイラーでは最大5台のアイロンが使えるから容量的には問題ないのですが
あとはスペースの問題です
今年中になんとかしなければ
ボクは洋服の顔はアイロンで作られていると教えてもらった
縫った縫代をアイロンで割ったり片倒しにしたりクセ取りしたりして洋服に成って行く
アイロンで気を付けなくてはならないことはアタリを出さないコト
アタリとは縫代の線が表側にくっきりと見えてしまうこと
アタリを出さない様に気をつけているとどうしても甘くなり易い
結果、アイロンが中途半端な仕上がりになってもダメ
よく言われたのが、アタリを出しちゃダメだけど効いてなくてもダメ
アイロンがピシッと効いててヒトアタリモしていない服が本物のプレタだと
あ、ミシンで縫い目がピリついていないのは普通です
この差ってとても大きい
知ってる人は知ってるけど、知らない人は「はぁ?」って感じ
ボクは知らない人でした
それを教えてもらった時もなかなか理解できませんでした
できてしまうと簡単なことなのに
そこを理解できないのは先入観とか、自尊心なのかと
完全に目が曇っちゃってる状態
だから、アイロンの甘い辛いを理解出来た時は本当に目から鱗が取れた気持ちでした
そして、今まで縫った服のことを思うと思いっきり恥ずかしかった
ヤバい、マジヤバいorz
洋服づくりで一番大事なのは中間アイロンです
そして、正解を判別できる目
それをマスターしたら仕上げプレス職人への道も拓けます
先日、スカート裏地の裾三つ折り始末がどうしても納品するのに心苦しい仕上がりだったので
解いて直してもらった時
縫う時に苦労してたから、アイロンでしっかりと決めてから縫ってとアドバイスをした
そしたら、人は考えるんですね
出来たものを検品して、ここをもう少しきれいにしてと指示
すると、次見せに来たら直ってました
「はい、これが正解ね」と教えると、もう次は大丈夫です
少しフレアーで広がっていると真っ直ぐな裾と違い内法外法があって縫い難いんです
その時に注意することは地の目を見てね
理解してきれいに出来るまではどうしても時間が必要です
分からないまま作業していたら、また次に同じようなミスをしてしまうものです
しっかり理解してきれいなものを作れるようになったらもう大丈夫
何より目の輝き方が違います
それを見てるボクの目が細くなってる
さあ、連休だ
では、また
spring days♪
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