チカラ入り過ぎてて楽しいと思えなかった、だからチカラ抜いて楽にいこうよ

2017.03.15

オツカレサマデス、3月も終わり今日から4月。

昨日は怒涛の納品ラッシュでやっとブログ更新中のミズイデ(@fashionizumi)です。

昨日の桜はこんな感じでしたが、昨日の午後からの雨が止まず今朝も雨が降って寒い朝です。

同じ洋服を作っている中で一人の人が買うのはその中の1着

日本人って餃子が好きな人多いですよね、ボクも大好きです。嫌いな人いるのかな?

何でいきなり餃子の話したかと言いますと、餃子の王将の餃子が安くてボリュームがあって美味しいから良く食べに行きました。(与野本町駅の近くにあるので)

でも、最近はあんまり行かなくなったのは、餃子の味は安定しているんだけど麻婆豆腐とレバニラ炒めが好きで良く注文して楽しみにしてるのに、

何だろう、毎回微妙に味が違うんです。

美味しい時もあれば不味い時もある、不味い時は何だろう?肝心な調味料をひとつ入れ忘れたのかと思うくらい味にパンチが無い。

もう、食べてガッカリです。

でも、料理にトンデモナイモノが混入している訳でもないから仕方なく我慢して食べてますが・・・

そんなことがあって、ついつい週末くらいしか外食しないのでハズレたくは無いから別の店に行く様になりました。

僕らが作っている洋服も

僕らが作っている洋服も小ロットとは言え一応量産しています。

50着のオーダーがあれば同じシャツ・ワンピース・ブラウス・スカートなどを縫っています。

50着縫って全て同じ品質に仕上げるのがアタリマエだけど、まー人間だからミスもしてしまいます。

毎日集中して仕事していますが、なんかの拍子で集中が途切れたりしちゃうんでしょうね、ビックリするくらいの間違いをしてしまう時もあります。

気が付けばいいけど、気が付かない時は返品されます。

返品された時は猛省です。ヤバい不味い服作っちゃった気持ちになる、たとえ釦一個付け忘れただけだとしても、

要するに返品率0%が本当なんです。

今でこそ気持ちは、もう0%目標にしていますが。

その昔は、違ってました。

もう、直しが返ってくるのが日常茶飯事くらいありました。(-_-;)

それでも、返品率は10%前後でしたから許容範囲かなって、今思えば認識が甘かったわけです。

大きな不良個所は無かったと記憶していますが、不良品には変わりない訳でマズイデスヨネ。

その時は、直しが返ってくると「ナンデ?これくらいいいじゃん」そんな風に思ってました。(スミマセンでした)

何でかっていうと、僕ら工場は洋服を縫ってアパレルメーカーさんに納めることだけしか考えていなかった。

如何に検品担当者と仲良くして、このポイントを押えておけば良品として通るはず的な考えで仕事してました。

そう、その洋服を着るであろう人のことなど考えていませんでした。

で、その結果、生産担当の人から聞いた言葉が今でも忘れられません。

「いずみ産地で縫った服はセンターのセールでいつも全色全サイズ揃っているもんな(苦笑)」

結局売れない服作って仕事した気になってヤバいなって、自覚しました。

そりゃ、売れないからメーカーさんも傾くのはアタリマエ。

メーカーさんも生き残りをかけて、工賃が安いとか言うくせにちゃんと仕事しない工場に見切りをつけ海外生産に舵を切って僕らは仕事が無くなりました。

もう、自業自得とはこのこと。

その後、親方にその腐った根性をたたき直してもらって助かりましたけど。

着てくれる人が喜んでくれる服を作ろう

工場は量産品なので機械的に同じ服を何枚も作ります。

もう、どれも同じなので惰性で作ってしまって時折ミスしてしまうけど、

お客さんはその中の1着を買うのでミスしたら直します。

それと、僕らの作った服を着てくれた人に喜んでもらいたい気持ちで縫ってます。

時々洋服のお無しを、いえ量産品のお直しじゃなくて着ていて壊れたとか破れたとかサイズ直しのお直しで、

丁寧に直してくれてありがとうって言われると本当にうれしいです。

やっぱり、雑にやったのとの違いって伝わるんだなーって思った。

その昔、機械的にタダ洋服を作っていたころは今より売上が倍くらいありました。

でも肝心なお客様に喜んでもらいたいって気持ちが欠けていたから長くは続かなかったです。

今は売り上げの規模は少ないけど充実感と希望がありますよ。

それは、僕らの仕事で喜んでもらってるのがわかるから。

まとめ

昨日の夜の練習で木村君に「水出さんはチカラ入り過ぎでガチガチです。もっと楽にやったら楽しくなるし勝てるようになりますよー」って、言われて昔の自分のことがフラッシュバックしたんです。

縫製工場は長くアパレルメーカーの下請けで生きてきました。

下請けだから、顔色伺って言いなりで馬車馬のように働くのがふつうでした。

バカ真面目、クソ真面目だけが取り柄で、人間としての面白みなんて無かったボクでした。

よくある、仕事人間で堅物?要するに融通が利かない頭が固いヤツ。

頼まれた仕事を速くやるのが至上命題と思ってましたから。でも経営はカツカツ状態でした。

ある時、もっと力抜いてやったら。って言われて思ったのは、「え!?チカラ入り過ぎてたんだチカラ抜いていいんだ、ダカラ楽しくなかったんだ」

そんなことが蘇ってきました。

結論、

仕事も遊びも全力で楽しみながらやりましょう!

でも、チカラ抜いて楽にね。

そんな感じで4月もガンバリマス。

明日は試合楽しむよー!

明日も♪

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