どうせ洋服を縫うのだったらこんなデザイナーさんのお手伝いがいい

こんにちは、1人が好きなミズイデです。

寂しがり屋なのに1人が好き

周りに誰かいるだけでOK

あまり話し上手ではありませんから

床屋も話しかけられるのが苦手なボクです(笑)

さて、今日は

どうせやるんだったらこんなデザイナーさんのお手伝いがいい

そんなことを思ったのは、このブログを初めて読んで感心した時に

ちょうどタイミングよくPHABLIC x KAZUI産地のサンプルを縫って納品して

デザイナーの瀧澤君からこんなライブイベントやりますからよろしかったらお越しくださいと、電話をもらったから

イベントは埼玉県入間市にあるお店で洋服と音楽の変わった展示会だそうで

うちで縫ったサンプルも見れて音楽も聴けちゃうし美味しい珈琲も飲めてしまうってことらしい(善処いたします)

ブログとは「日本製礼賛に潜む盲点」←クリックでブログに飛びます

リンクを貼ってあるので是非読んでいただきたいです

引用はいたしません

本当にわかりやすく書いてあります

感服です

要は「ヌッテ」「シタテル」などの縫製工場と洋服を欲しいお店などの間を取り持つ会社のことなどを書いてあります

読んでいて驚いたのは、ボタンホール屋まで手配しなくてはならないのか!?

それは、メンドクサイな

縫製屋なら切って縫って釦付けて穴かがって仕上げプレスして納めるのが仕事かと思いました

穴かがりミシンを持っていなかったら自分で穴屋さんを探してボタンホールを開ける

仕上げプレスがデキナイのなら、仕上げ屋さんを

裁断がデキナイのら裁断屋さんを

それを人任せで取り分が少ないって仕方がないのではないのでしょうか

取り分を増やしたのなら人任せにしないで自分でやればいいのだと思います。

洋服の売り方

PHABLICxKAZUIのデザイナー瀧澤君は自分で営業して自分で縫製工場まで足を運びます

自分のブランドの洋服を取り扱ってくれるお店を一軒一軒増やしてここ2年くらいで少ないながらも増えてます

そこでワンアイテム2色2サイズずつ10店舗買ってくれたら40着のオーダーになる

多少前後しても30着以上にはなります

それくらい数があるとうちでは助かります

逆に10枚とか、10着以下ヒトケタの極小ロットだとうちもキツインデス

お客さんもキツイと思う(パターン代とかサンプル代とか量産工賃も割増しになるから)

始めから30着のオーダーは無かったけれど、ブランドとして存続、継続して行くためには自分でデキルことは自分でやる

それが一番確かでお金が掛からないやり方ですね

地道な努力をしながら常に新しい企画は考えて継続していました

サンプルも自分で縫ったりして

展示会も手作りで

お店にも自分で

何が一番いいってデザイナーだからデザインがイイですね

縫製工場がデキナイこと

それは企画です

先ずは画を書けない

そこがデキないと始まりません

例えば、ティッシュケース一つ作るのだって真似ならできますがオリジナルを作るのは大変です

真似すると何処にでもあるモノになってしまって、わざわざ日本で作る必要が無いってことになってしまいます

ボクんちでも作りました、ティッシュケースを

自分ちで使う用にです。ウリモノニはなりません(商売としてね)

とりあえず何か企画してヤッテみることが大事ですよね

縫製工場、下請けからの脱却

僕ら縫製工場はもうずいぶん前から自立の道を模索してきました

ファクトリーブランドを立ち上げた工場産地もありましたが

あまり成功した話は聞きません

それでも企画の方へ近づくことを目指してきたように思います

そうすれば生き残れるんじゃないのかと

縫製工場として一気通貫で洋服を作れて

そこから先に何がデキるんだろうってことを考えてきました

今までは、支給されていたハンガー及びビニールカバー、サイズチップを自社で購入

その次は副資材を自社で仕入れるとか

例えば、接着芯を買う

今まではアパレルメーカー側で要尺を計算して発注数量でオーダーしてた

そこを縫製工場が要尺計算をして発注すれば無駄が減ると思うんです

裏地にしても然りです

無駄が減ればコスト減になって、発注する人も時間も削減できるし(もう既にやってるところもありますね)

大手さんなら簡単でしょうけど、小さいアパレルブランドはそれだけでも助かるのではないのでしょうか

やっぱりパターンですね

ボクんちでも極親しいお客様(個人)だけパターンオーダーを偶にですけど作っています

時間に余裕をいただいて、アイテムも簡単なモノ限定で

でも、ちゃんとシーチングでたたき台みたいなの作って着てもらって確認取ってます

お客様が何処に行っても売っていないから作って欲しいって言うので止む無くです

生地はお客様にご用意していただいて、他は裏地、接着芯、ファスナーなどはうちで用意します

値段も言い値でOKです。でも、そんなに高い値段は取ってませんけど採算割れはしない値段

ボクんちも納得、お客様も納得する値段です

お互い「ありがとうございます」と心から言い合えるって幸せです

まだまだ試験的ですがそんな商売を少しずつ増やしていきたい

最後に

日本製だけでは売れません

日本で定食屋やってても料理が不味くては流行りません

ただ安いだけのラーメン屋より1,000円しても他にないメニューで美味しかったら食べたい人がいるハズです。

洋服も他にないデザインで生地使いもオモシロくて縫製も良かったら買ってくれる人がいるハズです。

僕らは縫製職人としてデキルことをするしかありません

デザインはデザイナーさんの仕事だし、生地は生地屋さん

三位一体となって協業すればいい日本製がデキるのではないでしょうか

別に1,000枚のオーダーはいりません。

今日もお疲れ様でした。

また明日もよろしくお願いします。

タガタメ?

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縫製工場