常識の壁って全然高くないじゃん。

新規ブランド「山内」様のメンズシャツ

こんにちは、ミズイデ(@fashionizumi)です。

7月も終わるというのに梅雨が明けませんねー、今日もさいたま市は雨が降ってます。

お盆休みまであと2週間です、今年の夏はマジで短そうです。

さあ、書こう。

常識の壁って全然高くないじゃん

縫製工場に限らず色々な職業があって、その業種にはそれぞれ昔からの慣わしや商習慣みたいなことってありますよね。

周りとの付き合いとかの仕方はまあまあしょうがないところもあるけれど、仕事の方法は昔からのやり方でやらなくても別にいいんじゃないかと思ったのが、「常識破りのものづくり」という本を読んでから。

山田日登志「常識破りのものづくり」2001年

山田日登志「常識破りのものづくり」2001年

それ以前は、昔からのやり方が安心だったしそれ以外の方法を考える余地も無く、疑いもせず馬車馬のごとく働いてた。

昔からの方法とは大量生産全盛時の単純作業を黙々と繰り返したほうが効率がいいって理論。

それが、この本ではその方法が悪だと言い切っていたので本をあまり読まない僕が1日で読破した唯一の本。

一番印象に残っているのは、コピー機を作る会社が数人の流れ作業で1台作り上げる時間と、熟練作業員が一人だけで組み立てる時間を比べて初めは流れ作業の時間には及ばなかったのが最終的に一人で組み立てたほうが速くなった事例。

僕らの仕事も似ているところがあるから心の底から「マジか!?」だった。

固定観念って本当に恐ろしいものです。

その方法でやらなきゃいけない理由が無いことに気づいた瞬間すごく勇気をもらいましたね。

行き詰っていた気持ちに余裕ができたから。

無理ですよーーー!無理じゃねぇ!!

あ、ホントだ。

これって一見簡単そうだけど当事者は意外と気がつかないもの。

昔からある程度まとまった量を作ってきたから。違う方法しかも今までと真逆なやり方は試しもせずに、はなっから否定してましたね。

衰退業界の常識に従っていたら益々衰退の一途をたどるのは道理。

お客様を選ぶことが大事

縫製工場ってどの事業所も同じではありません。

ファッションいずみにはうちの良さがあり、それを気に入ってくれる人のために仕事をすればいいのです。

今までは、選ばれよう選ばれよう。

言い換えれば「仕事はありませんか?仕事をください。」って言っていたようなもの。

それが、他にない価値があるって知ってもらってからは「縫ってください」と言ってもらえるようになってきました。

だから、一生懸命ファッションいずみを知ってもらえるように発信しています。

発信していたらすごく手応え感じられるようになりました。

今年になってからハトメ穴かがりミシンとネムリ穴かがりミシンを新しいミシンに入れ替えました。

そんなことを自慢したくて知ってもらいたくて、発信していたらボタンホールの依頼が増えてます。

それも個人のお客様から。

それは願ったり叶ったりーーー。

個人のお客様のほうが丁寧に頼んでくれるのと納期に余裕をいただけるから助かります。

方や縫製工場からの依頼だと急な依頼が多くて困ってしまいます。

今日の今日は無理です。

そして、昭和の感覚料金も無理です。(タバコだってすごい値上がりしてるでしょ。)

個人で洋服を縫っている方の味方になりたいです。

そんなことを思っていたら、縫製アドバイス的な仕事もできそうかなーなんてことも考えられるようになりましたよ。

縫製職人の技術を基本にして色々な仕事ができる時代です。

人生考え方次第でどうにでもなるもんですね。

では、また。

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藤村先生
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