上がり型パターンの作り方

こんにちは、ミズイデ(@fashionizumi)です。

今日は縫製工場の上がり型について書きます。

上がり型パターンとは

そもそも上がり型とは何?って方に説明しますね。

縫製工場が使っている型紙(パターン)は縫代が付いています。

縫代の線が出来上がり線で、その出来上がり線で作るのが上がり型と言っています。

まだCADがなかった昭和の頃は、出来上がり線しかない青焼きと呼ばれるロール紙が送られてきて

その上がり線に縫代を付けてカットしてパターンを作ったもんです。

今は便利なCADでちゃんと縫代や合印が入ったパターンが来るのでとても便利です。

そしたら、上がり型なんて必要ないじゃんって思いませんか?

ボクは要らないじゃんって思ってました。

上がり型はどうして必要なの?

まず、ボタンとボタンホール位置の印を付ける時に必要。

縫ってアイロンした時にパーツとパーツを縫い合わせた後も寸法通りに上がっているか確認する時に便利。

カーブを縫う時に案内線を消えるチャコ等で書いておくときに使います。

剣ボロやパッチポケットのようなパーツは上がり型を上に置いてしっかりとずれない様に押えながらアイロンするときれいに形通りに折れるので便利。

その他にも色々と使い方があります。

上がり型の作り方

印付けに使う上がり方は、コピーしたパターンを厚紙に貼り付けてハサミで切って使っています。

コピーするのはより正確に仕上げるため。

しかし、アイロンする時に使う上がり型の場合は厚紙だと蒸気を吸って直ぐにぐにゃぐにゃに柔らかくなってしまい使えなくなってしまうんです。

困ったー!

何かいいものないかなー?

そんな時、知り合いの工場仲間からいい情報をいただいたんです。

それは、裏地(キュプラを使ってます)に硬い接着芯を貼ったものを上がり型に使うと蒸気が抜けて形も変形しなくていいよ。って教えてもらってからはその方法で作ってます。

これホント最高です。

いつも使ってる裏地の端切れと余ってる接着芯を使って作れるのだからエコにもなりますしね。

もし、よかったらやってみてください。

たまに、こんなこともツイートしてますがいつもはクダラナイことばっかりです。

お気軽にフォローしてもらえたらうれしいです、つまらなかったら解除すればいいんだから(^^) 

今日は、そんな上がり型についてでした。

では、またー♪

KYON2♪

カテゴリ
パターン
タグ
縫製工場の掟
twitter