検針器の思い出

こんばんは。早くも2026年球春到来が待ち遠しいミズイデです。池山監督頼みます!No.2032

検針器の思い出

先週検針器を使いにきた人が使ったことないというから教えてあげたよ。

その昔、縫製工場は針が洋服の中に混入することにはとてもナーバスでした。入らないと思うでしょ?それが縫い針とかマチ針、それと折れたミシン針の先が混入することが時々ありました。あり得ない事例では小鋏みが出てきた工場もあったとか。

有名な話があって40年くらい前のことですがとある方が購入された有名ブランド服の中に針が混入しててそのアパレルメーカーは高額な慰謝料を請求されたとか、その事件以降縫製工場は検針して納品するのが義務付けられたんです。ボクの取引先では納品書に検針報告書を添付しないと受け取ってもらえませんでした。その後納品センターでも検針器に掛けるんですがそこで万が一針が出てしまったら1回目は15万円の罰金、2回目は罰金30万円になり3回目は取引停止でした。だから折れた針は1本に戻してテープで貼って管理してましたし縫い針マチ針は1人1本と決められて無くなったら分かるようにしてもっと言うとマチ針は頭にマグネットがついたものだけを使用(検針器が直ぐに反応する)シルクピンは使用不可を徹底してました。

だから針が折れた時はみんなで磁石を持ち床をはいつくばって見つかるまで探したなー。

洋服が飛ぶように売れてアパレル産業も元気だった、そんな古き佳き時代の話でした。

今日お伝えしたいことは以上です。

確かに鮭弁よく食べてたな♪

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